最近は有機栽培ブームが一段落したのか、あまり有機、有機と聞かなくなった気がする。
有機栽培だから安全だとか有機栽培だから美味しいとかそういうのは全くもって有機栽培信奉者によるプロパガンダであって、慣行農業でも美味しい野菜は美味しいし、有機栽培だってうまくないものもある。
当ブログ管理人は、将来的には、無農薬無施肥栽培を目指している。土の持つ力だけで野菜を栽培してみたいと思っている。だから緑肥を用いた土つくりを行ったり、堆肥を内製したりしている。
でも、なかなかそううまくはいかないもので、緑肥による土つくりは10年単位くらいの時間は必要だろうし、野菜栽培って再現性に極めて乏しいからPDCAを回すことに制約がつく。同じ気象条件は2度と来ないのだから。
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それでも数年前、光合成細菌とかEM-1といった微生物活性化資材を購入したことがる。まだ全部消化しきっていないので残っているのだが、それがこちら。
当時は培土に散布したり堆肥を作成するのに微生物の活性を促すため混入したものだった。最近はもっぱら生ゴミ分解装置、すなわち籾殻に散布することが多い。
光合成細菌は、その昔、「ヤマカワプログラム」なるものを試そうと思って購入した。なかなか光合成細菌は市販されておらず、苦労の末、通販で入手することができた。まだ半分程度しか使っていない。見た目、木酢液みたいな感じ(笑)
一方、EM-1は、
だいぶ消費したみたいでもう残り少ない。これも通販で入手したが、こちらは通販だったら普通に入手出来ると思う。
これらを散布したことで何か劇的な効果はあったのか、という問いに対しては、答えは「ノー」。仮に劇的な効果があったとしたら、それは麻薬だ。
微生物活性化資材は劇薬ではないのだから、そうそう目に見える効果など、素人には分からない。
気休め程度に散布するさ、と強がってみてもなかなか高価なものだったし、微生物は肉眼では見えないから、実は微生物が活性化されていたなんてことも十分にありえることなのだ。
さて、これらをどうするかというと、籾殻さんに散布するのさ。
籾殻に散布することで、確かに、堆肥化が進んでいるような気がしているからだ。とはいえ、それが数値で示されるわけではないので説得力に欠けるのだが、感覚的には「散布したほうが、しないよりマシ」な程度だ。
つづく。