先の週末、まだ落ち葉拾いをする予定ではなかったのだが、どういうわけか落ち葉拾いグッズを携えて近くの公園に赴いた。
そこでは草野球と思しき何かが行われていてたいそう活気があった。昔、当ブログ管理人も草野球をしていたっけな。30歳前くらいから野球を再開して(そう、当ブログ管理人は高校生まで本格的な野球をしていた)、40歳になった頃バットから鍬に持ち替えた。ヘルメットから麦藁ぼうしになり、スパイクから農業用スパイクに変容していた。
野球ねぇ、たまにやると楽しそうだなと思った。
高校生の頃、間違って野球部に入部した。命令されてやるスポーツは死ぬほど面白くなかった。腐った上下関係も嫌いだった。たかだか1年先に生まれただけ(当ブログ管理人は4月生まれなので1ヶ月ほどしか違わない先輩もいた)で偉そうにしている先輩を眺めては心の中で軽蔑していた。だからOB会の誘いがあっても行かないと決めている。大人になたまで先輩づらされたくない。
早く部活動を引退したかった。偉そうな顧問の監督からの支配から脱したかった。本当に自分は集団行動とか、そういうのに向いていない。
そもそも群れることが嫌いなのだ。
だから植物と向き合えるのかもしれない。
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草野球を遠目で見ながらそういうことを考えていた。だが、そんな嫌な思い出なんか思い出している暇などない。後ろを振り返ることなんて意味がない。
今、公園にいる目的は落ち葉を集めることだ。
周りを見渡すと落葉はまだ本格的に始まっていないようだった。
細い木の枝みたいなものも落ちていて落ち葉を集めるのに難儀しそうなものもあった。今回は簡単に集められるものだけを集めようと思った。
で、小一時間ほど集めたのだが、予想通り300リットルくらいしか集められなかった。
これを菜園に持っていって、・・・。
振り返ると草野球がまだ行われていた。
草野球くらいがちょうどいいよね。
マスターズ甲子園のお誘いが、OB会からあったけれど、丁重に断っておいた。