昨年秋、確か11月ごろだった気がするが、無人精米所から米ぬかをゲットしてきて米ぬかのボカシ肥料を作った記憶がある。
ボカシ肥料は年中作成可能のはずだが雑菌が増えない冬場の作成が推奨されている。
普通、有機肥料は、微生物等による分解や発酵の過程で効能を発揮する肥料である。一方、無機肥料はその多くが水溶性であるが、水に溶けることで効能が発揮されるとされている。
ボカシ肥料は、その素材は有機物であり、微生物資材を投入することで発酵分解を促進させ、一定発酵させたところで施肥するという中途半端な位置付けの肥料だ。
ボカシを利用する便益は、有機肥料とは異なり効果が早めに現れるということだ。
一般に有機肥料は肥効の現れが遅く、化成肥料は早い。だから有機肥料は長持ちする一方で化成肥料は短命なのだ。
逆に、ボカシは通常の有機肥料よりは肥効の表れが早く、化成肥料よりは長持ちする。
ボカシは作成の際に使用するタネ菌に制約がないことも作りやすい。
ちなみに当ブログ管理人は、光合成細菌とEM金を利用したボカシを作成している。
どっちがどっちだったっけかな?
まず右のバケツのふたを開ける。
すると高級ワインのような香りがする。これはEM菌の方だなと思った。
左側のふたを開ける。
無臭だ。おそらくは光合成細菌をタネ菌としたものだろうと推測した。
EM菌の方(と思われる)を見てみよう。
わお。カビか、と思うようなものが繁殖している。タネ菌が廻っている証左かもしれない。当ブログ管理人は満足した。
一方、光合成細菌の方はどうかというと、
ムムムー。変化ないように見える。白いカビみたいなものが見えない。水分量を失敗したのか、そもそも光合成細菌ではダメだったのかもしれないと考えた。高級ワインの香りもしない。
もうしばらくは様子を見ようと考えた。それしか考えられなかったからだ。
ボカシ肥作りは難しい。