日曜日。
今でこそ日曜日は休みだが、大学を卒業後就職した会社は必ずしも日曜日が休みではなかった。休みの時もあったし、休みじゃない時もあった。その会社は年間休日が75日しかなく、今でいうブラック企業だった。
実はその会社は、現在、すでにない。
新興市場に(奇跡的に)上場を果たすと、1年も経たないうちにTOBをかけられ、某大手企業の連結子会社になってしまったのだ。
その後社名も変わったらしく、現在ではどうなっているかも分からないし、当時一緒に働いていたメンバーもどうなっているのかは分からない。もっとも分かりたくもない。
休みになった日曜日は散文的な活動に終始することになる。
最近の日曜日の活動は、いわばルーティン的な活動がメインになってしまっている。買い物に行く、とか。家庭の事情的な必需品を、ね。
他には自家用車にガソリンを入れたり部屋の掃除をしたりブログを書いたり。
芝犬がいるからどこにも出かけないし。
自宅では、キッチンにたてば、キッチン周りの掃除をしているか、作り置きが可能なおかずの類を調理することが多い。
先週の日曜日には煮物を作った。筑前煮、的な煮物。
合わせて小鉢系でいただけるおかずも作った。十分に冷ましてから冷蔵庫に放り込む。
料理をするのは楽しい。
でも、料理こそ、手際の良さが如実に知れるイベントだ。だからこそ料理は難しい。
次は、ごぼうと鳥の胸肉を、だし汁、お酒、少量のお醤油で煮込み、少々の唐辛子を加えて酒のアテにする。鳥ごぼう的煮物の完成だ。この時期なら5日間は持つ。
まだ時間があったのでナポリタンを作ってみた。
麺を茹でつつ、細切りしたピーマンと玉ねぎ、ウィンナーをオリーブオイルで炒めた。あまり具材をフライパンで転がさずにしっかりと炒める。
麺の茹で汁と固形コンソメ、をフライパンに投入し、ケチャップと白ワインを加えた。アルコールを飛ばしながらケチャップもしっかり「焼く」のがコツだ。
フライパンの水気がなくなった頃に茹で上がった麺を投入する。
さっとソースを絡め、ざっくりと絡んだら陸揚げしよう。喫茶店風のナポリタンの完成だ。余れば弁当のおかずにもなる。
ふむ、我ながら美味しくできた。
でも煮物とナポリタンって組み合わせは妙なものだ。
まだ時間がある。
料理しながら片手にワイン。さっきナポリタンを作っていた時の余り物だ。飲みながら料理をするのはとても役得的で気持ちの良いものだ。
さて、次は、と。
・・・・。
TV画面には笑点が映る。マンネリの極みだが嫌いではない。
実にこんな風にして日曜日が終わる。
今年は2年に一度の耕運機のメンテナンス。
1回メンテに出すと20,000円くらいかかる。でもこれがイカれると困るからね。