今年の梅雨は長くなるのだろうか。
確か1993年だったか、梅雨が明けなかった年もあったっけ。梅雨が梅雨らしく、夏が夏らしくあった年ってそう多くないような気もする。
何事も中庸がいいよね、とは誰が言った言葉だったろうか。昔の人は気の利いたことを言う。
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雨が止んだ隙を見計らい、菜園に赴いて管理作業を行おうと思った。できれば除草剤を散布したかったのだが雨予報が連日続いているし、そんん状況下ではラウンドアップを撒くことはできない。
ふと菜園を眺める。
これじゃいかんなと思った。せめて草むしりくらいはしようと思った。
あ〜、ジャガイモの枝葉が枯れ果てているな。掘り上げる好機なのかもしれない。
でもまずはボーボーの草を短く刈り込んだ。この日はカマを持参していたのでざっくざっく刈っていった。
草むしりもそうだけれど、菜園にいると無心になれる。無心で草むしりしていると草の匂いや土の匂い、空気の匂いなど多くのことを感じることができる。そうした時間は貴重だ。たまーにmosquito音がしたり毛虫が出て来たりして菜園主を焦らせるが、それでも家庭菜園的活動と向き合える時間は貴重なものに思えるのだ。
さ、
イモでも掘るか。
よっこいしょ。
ジャガイモを傷付けないように掘り上げることは意外にしんどい作業でもある。腰を痛めながらもようやく全株を掘り上げた。
やはり芽かき、をやらなかったので小ぶりなサイズが多いように思えた。中庸、というサイズが少ないように感じたのだ。
ネキリムシにやられた株は小さいイモしか取れていない。大きくても小さくても味は変わらないのだ。茹でてしまえば時間をかけずにいけるな。
1kgの種芋から約7〜8kgのジャガイモが収穫できた。正確に計量したわけではないのでアバウトな数値ではあるが、だいたいそんな感じがした。
持って来たバケツには収納できず、やむなく自宅に戻り買い物かごを持って来た。
7〜8kg?
いや、もっとあるなぁ。
20kgくらい?
重かったし。