当菜園では、菜園を始めた当初を除き、市販されている動物性堆肥などを使った栽培を行わないことにしている。これは特に崇高な方針があるわけではなく、東日本大震災以降急激に値上がりした堆肥を購入することができなくなったからである。
堆肥を購入するくらいなら内製しちゃえば、ということで、落ち葉・稲ワラ・もみ殻・雑草などいろんな粗大有機物を用いて堆肥づくりを行ってきた。
資材はすべて天然物だし、収集する手間暇さえ惜しまなければ内製することができる。
特にもみ殻堆肥は、野菜くずなどを分解する生ゴミ分解処理装置として機能も有するためものすごく重宝する。
確かにもみ殻は堆肥化させるのに相当な時間を要する。
当菜園では積極的に堆肥化を促進させることはしないために時間がかかるのだが、落ち葉や稲ワラに比べればもみ殻は堆肥化させるのに2年を必要とする。2年というのはかなり長い年月であるのは言うまでもない。
今シーズン初めてもみ殻を調達した。先日タマネギの苗を購入したJAのお店でもみ殻が置いてあったのを見つけたのだ。
菜園主「表にあったもみ殻は売り物ですか」
店員さん「そうですよー」
菜園主「おいくら?」
店員さん「大きいのが400円で、小さいのが250円ね」
菜園主「それじゃ大きいのください」
店員さん「持ってっていいですよー」
随分と散文的なやり取りの中でもみ殻をゲットした。さてこいつを利用して生ゴミ分解処理装置を製造する。用意するのは大きいプランターと米ぬかなどの資材、そしてもみ殻だ。別に米ぬかはなくても大丈夫。水道水をじゃんじゃんかけるだけでも十分なのだ。
大きめのプランターを用意して、もみ殻の封を解く。
今回は昨年に内製したボカシが残っているので、それを使用する。
これね。
なんだかいい感じ。
続く。