12月にもなると、毎週金曜日には「街」に繰り出す多くの人間たちと遭遇する。そんな彼らの多くは鼻息荒く、
「これから年を忘れてやるぜ」
と言わんばかりに意気揚々と酒を飲みだす。手に入れた賞与(明細)を握りしめて。
そしてその多くは深酒という混迷の地へ足を踏み入れることとなる。陽気な酔っ払いでいるうちはいい。しかし、その後気難しい酔っ払いになり、千鳥足になった時、お世話になるのは交番だ。
交番勤務の警察官たちも早く帰りたいだろうに。だって人間だもの。
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春夏野菜エリアで育つエンバクだ。
本格的な冬の到来と時を同じくして葉が枯れてゆく。
鮮やかな緑色が、枯野色になる。長く、長く、冷たい冬が来る。
でもエンバクはそんな冬でもじっと耐えている。根が生きているのだ。年が明け、3月になると青い葉が復活する。
画像、手前側のエンバクの色が濃いのがお分りいただけるだろうか?
少し拡大してみよう。
やはり、手前だけ青々している。青々していても真冬が来ると枯野色に変わってしまうのだがこの部分だけ青々しているのにはちょいとした理由が存在する。
実はこの部分、前作は枝豆を栽培していた。ご存知のように枝豆もマメ科野菜なので根粒を蓄える。窒素分を地面に供給するようになるのだ。窒素なので「葉肥」。分りやすくいうと葉が元気になるということだ。
つまり前作の枝豆の根粒が供給した窒素分によって、エンバクの葉が青々しているのではないか、という仮説が成り立つわけだ。
当菜園ではクリムソンクローバーを多用しているので、意外と、肥えはじめているのではないだろうか。
今度市道側で何か作ってみようかなぁ。
マメ科の根粒が供給する窒素分の効用を目の当たりにできた2019年冬であった。
ちなみに忘年会ってありますか?
出るの、めんどいですよね(笑)