昨秋、久しぶりにニンジンの秋作に挑戦してみた。
ここのところ秋口は多忙にしており、ずっと秋作をスルーしてきたので久しぶりの栽培となった。
ニンジンは発芽さえしてくれればあとは放置プレイでも収穫に至る野菜だ。もっとも間引きなどの管理作業は必要だし除草だって必要だ。
アブラナ科みたいに害虫被害に遭うことも稀だし作りやすい。
しかし、昨秋播種したニンジンだが一斉発芽に失敗してしまった。理由は複数あると推測しているのだが、要するに菜園主の腕が悪かった、というのが主因では無いかと考えている。
そのニンジン、無事に発芽し、間引きを経て収穫期に至った12月、無事に五寸サイズで収穫することができた。
昨年8月下旬に播種したのは
五寸サイズのニンジン。
パッケージ通りのサイズで収穫できた。料理するにもちょうどいいサイズだしね。
8月下旬に播種してもちゃんと12月末までには収穫できる。冬越しまでできるのでニンジンの秋作は重宝するのだ。
ところが、
先日収穫したニンジンはこうはいかなかった。
ビーフシチューにしようと思って収穫したニンジンだが、こんなものが収穫できたので紹介したい。
これのどこがおかしいって?
確かに画像だけでは分からないな。
左のニンジンが普通サイズのニンジン。
菜園主の左手と比較してご覧いただきたい。
左手の親指と人差し指を広げるとおおよそ15㎝くらい。だから太さはともかく、左のニンジンは五寸サイズと言える。
左から2番目のニンジンも同様。
しかし、である。
真ん中の太いニンジンはともかく、右2本のニンジンは相当に長いのだ。五寸以上のサイズのものが収穫できたのだ。
むむ、20㎝くらいかなぁ。
野菜ってデカけりゃいいってもんではないことは家庭菜園活動家ならよくご存知のはずで過ぎたるは及ばざるが如し、なことが多い。
大きいと「す」が入ることもあるし、食味だって落ちることが多い。大きすぎると料理に使いにくくなるし保存性も落ちるかもしれないし。
ゆえにこのような大きさになったニンジンは失敗作とも言えるのだ。
でもさ、味は変わらなくね?
とおっしゃるそこのあなた。
そう、その通り。大して味は変わらないことが多いのだ。
大きくしようと思ったわけでもないし結果的に収穫時期が春近くになってしまったことと、近くにマメ科のクリムソンクローバーが生えており栄養豊富な土壌であったこと、等の理由で巨大化したのではないだろうか。
肥料なんてくれていないしね。
収穫物。
キャベツは重かった。
ダイコンはまだまだある。
大根おろしにしようかな、今日は焼き魚だし。
ニンジンは、収穫後、早速煮物にされた。