降り出すであろう雨を利用して根菜類の播種を行おうと耕耘機を走らせた日の夕刻、いよいよ播種準備を始めることと相成った。
さすがに日中は暑かったので自宅でのんびりし、少し涼しくなった夕方に活動しようと最初から決めていたのだが、空がなんだか怪しくなってきた。
太陽はまだあの傾きだ。この作業なら2時間程度で終えることができる。
そう思った菜園主はさっさと準備に取り掛かることとした。
自宅から持ってきたのは次のグッズだ。
マルチ2種類、鍬、ジョウロ、カッター、種子、支柱に取り付けるストッパー、そして4リットルサイズのペットボトルに入った真水だ。
いくら雨が降るとはいえども本当に降るかどうかは分からない。そんな時のためを考慮して念のため散水しておく。
しかも用水路の水にはゴミが入っており、ジョロが詰まる可能性雨があるので水道水を自宅から持参しているのだ。
支柱に取り付けるストッパーというのはオレンジの色をしたプラ製のもので、トンネル支柱を設置したあとで虫除けネットをかけるのだが、そのネットと支柱とをつなぐストッパーのことだ。これがないと上手にネットが張れない。
カッターナイフはマルチを切るときに利用。
グレーのT字型のものはマルチと地面が離れないように固定する器具だ。
今回播種するのは、
ニンジン、コカブ、ダイコンの根菜類の代表チームだ。
いずれも昨年使用した種子でこの秋も利用する。ちゃんと発芽してくれればいいけれど。マメ科の種子は越年すると発芽率が相当悪くなるが、マメ科ではないのでね、そこそこの率で発芽してくれることを期待したい。
あ、風吹いてきた。雷来そうだな。
ってか、この風で種子が飛ばなきゃいいけど。
マルチは2種類。
15センチ感覚で穴の空いたものと、30センチ間隔、あ、それよりも狭い間隔かもしれないが、チドリで穴の空いたマルチ。15センチ感覚で5列穴の空いたマルチはニンジン、コカブ用。30センチのそれはダイコン用だ。
近くに見える塩ビ管はというと、
畝立てした後で整地する際に使用する。これで表面の異物を発見、除去したり平らにしたり圧着したりする、大変効用度の高いグッズだ。しかも安価に入手できる。
耕耘機で畝立てする際のラインはつけている。
これに沿って畝立てすればいいが、畝はあまり高くしないのが当菜園流だ。
空がさらに暗くなってきた。
急ごう。