当菜園では緑肥を作付け体系に組み込んでいる。
理由は、
①土つくりに生かすため
②センチュウ密度を低減させるため
③景観維持のため
である。
具体的には、収穫終了後に播種するのがエンバク。エンバクは地中のセンチュウ密度を低減させる効果があるし、粗大有機物としての生産性もある。だから2ヶ月程度成長させた段階で刈払機で刈り込み、鋤き込んでしまう。
また、ドリフト防止やマルチング素材としてソルゴーを用いることもある。
さらには景観用にクリムソンクローバーを、硬盤破砕目的にセスバニアを使用する。
現在ではエンバクとクリムソン、一部セスバニアが成長を続けている。
こちらは春夏野菜専用エリアであるが、エンバクの様子が目立っていない。やはり播種量が少なかったのであろうか、雑草さんの勢力の方が強くなってしまっている。こりゃ、完全に失敗したかなぁ・・・。
クロアゲハみたいな蝶が止まっていたのでそっとしておいた。
市道側には景観用にクリムソンクローバーを栽培していて、
こちらは播種したものも溢れた種子によって発芽したものも共に順調な生育を見せている。
ある程度成長させないと冬越しできないので、播種するタイミングが重要だ。当菜園では8月下旬から9月1週目には播種を済ませるようにしている。
セスバニアは、今シーズン、意図して播種したことはなく、今生えているのは全てコボレダネによるものだ。
そもそもセスバニアはマメ科緑肥であり、直根性という特質を持つことから、当菜園では硬盤破砕目的で採用することとなった。
クリムソンとは異なり、播種時期は5月下旬から6月にかけてで、冬の到来の前には枯れ果ててしまう。
だから、夏野菜の栽培期間の中心の期間から秋冬野菜の生育中にかけてが生育期間となるために、なかなか作付け体系に組み込むのが難しい。
この時期にしてこんな草丈なのでこれ以上大きくなることはない。
一方、そこそこ大きく成長したセスバニアが存在する。
サトイモエリアに生えてきたものだが、
2m近く伸びたが、種子をつける莢も随分と多くなった。それだけ花を咲かせたということだな。
11月に入り、秋も深まる頃には採種できるだろう。
暇つぶしに採種でもしてみっかな〜。