自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

クヌギの葉っぱの表面には「蝋」みたいなものが付いているので、分解させるにはまずこの「蝋」みたいなものを取る必要があります

 

先日拾い集めた落ち葉は菜園に持ち込まれ、

 

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このように積み上げられています。

風が強く吹くと落ち葉が飛んでいってしまうので、なんにしても重しは必要。だったら落ち葉を入れた袋を重しに、ということで積んでみました。

 

袋の中の落ち葉をBOXに放り込んで、もう少し落ち葉を集めようかな?

ダブルビン方式ではないけれど、一方のBOXにはしこたま落ち葉を積み上げておいて、他方のBOXの腐葉土を使用する、みたいな方法が取れないだろうか? すこし検討してみようかな。

 

 

 

まぁまぁの量を集めてきたのですが、実は、公園には、

 

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これだけ取りきれない量の落ち葉があり、なんだかモッタイナイと思ってしまいました。まだまだ大量の落ち葉が残っているし、画像以外の場所にも吹き溜まりに多くの落ち葉が溜まっています。

 

拾うしかないな。

 

 

 

今回はクヌギの葉っぱを中心に集めています。

ご存知の通り、クヌギは広葉樹で国内多くの場所で見ることができます。また、カブトムシなどの昆虫が樹液を吸いに来る樹木として知られていますね。

 

意外とクヌギの葉っぱは堅くて、

 

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枯れているように見えて結構「しなり」がいいんですね。

これは葉っぱの表面に蝋みたいなものがコーティングされているためと言われています。なので時間をかけて、この蝋をとってやらないと自然に分解してくれないのです。

 

もっともこの蝋を人為的に除去する方法はあります。

 

よくこの時期になると、野菜本には「落ち葉堆肥の作り方」とか「腐葉土の作り方」とか特集されますね。

そこには「落ち葉を集めたら、苦土石灰水溶液をかけて足で踏みつける」とか書いてあります。

 

苦土石灰水溶液を散布することで葉っぱの表面の蝋を溶かし、踏んづけることで葉っぱの細胞壁をぶっ壊して分解を促進させる、ということなんでしょうかね。

このような方法で落ち葉堆肥または腐葉土をクイックに作製することができるそうです。

でも当菜園ではそのようなことはしないです。

 

放っておきます。

 

 

 

 

これは

 

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ケヤキですが、葉っぱが小さいのと、薄いので分解はクヌギよりも早いです。

まずはケヤキを集めて分解させてからクヌギの分解を待つことにしています。そのためにもミミズやカブトムシの幼虫に頑張ってもらって分解を進めます。もっともミミズもカブトムシの幼虫もフレッシュな落ち葉は食べません。

 

 

 

この公園では

 

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こんな落ち葉もあるのですが、この葉っぱは基本的には集めません。

 

 

 

 

 

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こんな葉っぱがいいです。カブトムシが好きな樹木からの落葉だからね。積極的に集めたいものです。

 

 

 

 

 

落ち葉をかき集めながら、やはり吹き溜まりには

 

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土着菌みたいなものがあり、通称「ハンペン」ですね。これってボカシ肥を作製する際に利用することができます。

 

 

 

当菜園では人為的に何かするということはしなくて、土着菌にしてもミミズさんにしても自然の力によって堆肥化を進めていくという大方針があります。

ただのこだわり、なだけです。