自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2020シーズン安納芋栽培振り返り

 

当ブログでも農閑期になると登場する「振り返りシリーズ」。

 

 

もう12月も半ばなのでブログのネタが枯渇し、どんな内容をエントリするか、早くも冬眠に入るかなど、色々と考えた結果、まずは「振り返りシリーズ」としてアップできる内容から始めようということと相成った。

 

 

振り返りシリーズのトップバッターは、先日収穫を終えた安納芋にしてみたいと。

 

 

ご存知の通り、サツマイモと呼ばれる品種は栽培期間が長いので、栽培初期の頃のことを忘れてしまう傾向が強い。これは決して物忘れがひどいというわけではなく、エピングハウスの忘却曲線で実証されているように、時間の経過とともに忘れていく、いわば生理現象のようなものなのだww

だからこそ、振り返りは有効だ、ということで・・・汗

 

 

 

***

 

安納芋の栽培過程は、苗を定植し雑草を駆除し、時折つる返しを行い、試し掘りしつつ収穫時期を決めるというものだ。そんなに難しい工程は存在しない。

 

ただ安納芋は雑草さんとの共存が難しい品種なので雑草管理だけは入念に行う必要があると考えている。これは経験則でね。

 

 

では振り返りを行うが、

1. 定植

2. 活着

3. 成長

4. 除草

5. つる返し

6. 土寄せ

7. 試し掘り/収穫

といったフローで確認していきたい。

 

 

 

 

 

 

1. 定植

 

2020年5月始めに定植を行っている。苗は近くのHCで購入。水に浸かっていたので定植するまでに完全に水切れさせておいた。これが例年とは異なるところ。

水切れさせた上で、翌日雨が降りそうな日を選んで定植するのが最高だ。

 

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やはり20本が1束になったものを購入している。確かGWの連休前半だったろうか。

定植そのものは連休中に行った気もする。

 

 

定植。

 

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このように葉っぱの一部だけが出るように定植したようだ。これが結果的に水平植えのようになったということだろう。

来シーズンも水平植えにすることに決めた。

 

 

 

 

2. 活着

 

例年の通り、いくつかの定植後の株は活着に失敗し、死滅している。実は20株定植したら7〜8割成功すれば御の字なのかもしれない。それにしても歩留まり7〜8割というのはあまり褒められたものでもないなぁ。

収穫時には20株中半数以下しか生き残っていないような印象だった。

 

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まだ時期的には夏の雑草、オヒシバとかメヒシバといった勢いがある雑草さんはみられないのだが、スギナやカヤツリグサといった何駆除雑草との戦いがあった。

この頃はこまめにラウンドアップを散布して死滅させようと試みた。結果として何駆除雑草であるものの、スギナやカヤツリグサは少し減ってきたように思われた。

 

 

 

 

 

3. 成長

 

6月に入ると成長ステージに入ってきた。適度な降雨と気温、そして湿度。安納芋には適した環境になってきたわけだ。

 

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と同時に生き残った株は成長し、ダメな株は消えつつあるという弱肉強食的住み分けが見られるようになった。

 

 

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とりわけ安納芋は初期生育が遅いような気がしていて、隣の芝生は青く見えるだけかもしれないが、ベニアズマ系のサツマイモの方が成長が早い気がした。

 

今、振り返ってみて気づいたのだが、活着し、無事に成長ステージに入った株ってそんなに多くなかったんだな、と。

 

 

6月はそこそこ雨も降ったし、雨が降らない時間もあった。でも少し気温が低いような気もしていた。もっともサツマイモはこれからが成長の本番だからね。

 

 

 

4. 除草

 

2020年の7月はずっと雨が降っていた。

少なくともここ埼玉県地方の7月は終日雨が降り、日照不足等が懸念されたりもした。

そんな中での安納芋は、

 

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たまに晴れれば周囲は雑草さんだらけになってしまったので除草を行うことに。ここで除草をサボると収量は上がらないということを学習したのだ。

夏を迎える頃なので耕耘機で土をひっくり返すよりも刈払機で草を刈り込んでしまい、土の表面を雑草残渣で覆う方が良いのでは、と思ったので草刈機を使用しての除草を行うことにしたのだ。

 

 

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先にも述べたように7月は雨だらけだったので雑草管理が大変だったが、8月に入ると一転、晴天が続き、猛暑日が続いた。サツマイモだけでなく、ナスやピーマンも暑すぎて成長が止まっているような感じであった。

 

 

 

 

 

5. つる返し

 

 

8月、除草しつつつる返しを行う。

 

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秋冬野菜の準備も並行して進める必要があったので、できる限り安納芋の畝の周辺には雑草さんを生やさないするためにまめに耕耘機を走らせるようになった。

 

 

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この時期の安納芋は放っておくと蔓から根っこを出してしまうので、定期的につる返しを行う必要がある。

併せて葉量の確保に専念したいのでつる返しは必須。この時期になると光合成しようと盛んに葉を出すようになる。

 

 

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新しい葉は紫色をしている。それでもさすがの安納芋も暑さにはしんどそうにしていた。

 

 

 

 

 

 

 6. 土寄せ

 

 

サツマイモは土寄せがマストではないのだけれど、秋冬野菜準備がちょうどいいタイミングで始まったので除草がてら耕耘し、併せて土寄せを試みるようになった。

 

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2020年8月は雨が降らず、雨が好きな安納芋にとっては厳しい気象条件だったかもしれない。それでもメリハリのついた気候だったからか、雨後にもなると葉量を増やしていることが確認できた。

 

以下は夕立よろしく降った雨だったが雨量が少なすぎて大したお湿りにもならなかった様子の画像だ。

 

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まだまだ葉量が増えていってほしいと願っていた。

 

 

 

9月に入ると、暑さは続いていたものの、時折まとまった雨も降るようになると、

 

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葉っぱの量も増え、同時に葉が食害されるようにもなった。

葉を食害しているのはヨトウムシであり、セスジスズメの幼虫であった。

 

 

 

7. 試し掘り/収穫

 

訳あって10月下旬に試し掘りをすることに。

 

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この時には2株試しに掘ってみたのだが、掘り出した成果物は異なる様相で、これは苗の植え方に違いがあったからではないかと考えた。

 

それにしても収量が違いすぎる。
 

 

 

そして12月に入ると全ての株を収穫することになった。

先日のことだ。

 

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栽培を終えてみるとやはりポイントは雑草管理かなと思っていて、何年か前に雑草管理をサボった結果、最悪な収量になったという経験があったので雑草さんだけは繁茂させてはならない、しかもサツマイモの定植エリアは何駆除雑草さんがはびこるエリアでもあったので、どうせ除草するなら徹底的にと思い、ラウンドアップで除草したのが奏功したのかも知れない。

 

何れにしてもこまめに除草するというのが大事なのだなと改めて認識させられた。
 

 

 

適度な雨、雑草管理、つる返し、水平植え、これらによってなかなか良品が収穫できたことは一つの成果であった。

 

 一方で、20株定植したにも関わらず、生存率は50%以下では寂しい。もっと歩留まりをよくすることを検討する必要があるな。課題も見えた、2020シーズンの安納芋栽培であった。