自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2020シーズンのサトイモ振り返り

 

今年は昨年とは異なり、寒いですね。

 

ってか、もともと冬は寒いものだし、昨年が異常すぎたわけではことさら今年が厳冬なわけではないと思っています。

 

 

昨日は午後から北風が吹き荒れ、修繕を先送りにしていた堆肥BOXが心配です。早めに修繕しないとダメですね。

 

 

また、現在の菜園は収穫作業以外は特別な作業予定はなく、絶賛農閑期という状態です。

 

そんな中でふと思い出したのが

 

    そういえばサトイモは収穫待ちだな

 

ということです。全然消化が追いつかなくて掘り上げていない株が8株ほどあるので凍りつく前に収穫してあげないと、と思っています。

 

それじゃ、週末にでも作業するか。

重い腰をあげないとダメなようです。

 

 

 

ということで(?)、

 

2020年シーズンのサトイモについて振り返りたいと思います。

定植〜成長〜試し掘り〜収穫 という順で振り返りします。

 

 

 

 

***

 

1. 定植

 

確か2020シーズンは5月17日日曜日に定植を済ませています。

もともと2019シーズンに使用した「土垂(どだれ)」という品種の親芋を、収穫後に廃棄せずに保管しておきました。その親芋を2020シーズンに再利用するという手法で栽培を計画していました。

 

この栽培手法は初めてではなく、過去に何回も行った栽培手法であり、収量が劇的に向上するというメリットがあるために親芋を再利用したわけです。

 

 

親芋の保管は籾殻を利用します。

 

大きいプランターに籾殻を投入し、そこに親芋を入れる。霜に当たらないように管理することで腐らずに生き残ってくれます。もっとも腐ってしまって使い物にならなくなってしまう芋もありますが、そういう芋は廃棄。

 

 

これはプランターに保管していたら芽が出てしまった親芋です。

 

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これらを菜園に持ち込み、植えつけました。それが昨年の5月17日のイベントでした。

 

野菜の教本に書かれていることですが、サトイモは連作を嫌いますよね。経験的にサトイモは2年連続の連作はOKなことが多いですが、3年連続で同じ場所で栽培しようとするとダメです。

 

サトイモは栽培期間が長いので植え付けする場所をよくよく検討する必要があるのですが、当菜園の場合、水田への灌水用の用水路があるので夏場の水やりのことを考慮すると用水路沿いに植えたいという考えを持っています。

 

比較的栽培面積が広い当菜園ですが、それでも定植場所を決めるのには気を使いますね。

 

 

検討の結果、2020シーズンはここにしました。

 

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春夏野菜専用エリアで、例年ですと葉菜類(レタスとかキャベツとか)を定植するポイントに植えることに。それに伴い、2020年の春シーズンにはレタス類などの栽培はできませんでしたね。残念。

 

画像は種芋を置いた様子ですね。

こう改めて見てみると、結構な量を植えてますね。そりゃ収穫物も多くなるわけだ。

※種芋が結構あったので全部使ったら・・・。生来の貧乏性ゆえです。家庭菜園あるあるだと菜園主は考えていますが(汗)

 

 

 

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これが定植後ですね。

基本、サトイモは定植さえ済めば手のかからない、いい子ちゃん野菜ですからね。盛夏の水やりだけ気をつけて入ればいいのですからね。あ、あとイモムシ退治くらいかな。

 

 

 

2. 成長

 

まずは5月下旬の様子を見ていただきますが、

 

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サトイモも初期生育は遅めですね。というよりも梅雨に入り、高温多湿条件にならないと成長が加速しないですから当たり前といえば当たり前ですね。

 

サトイモは乾燥に弱いですから、芽が出ていてもあえて芽を隠すように土寄せするときさえあります。

 

 

次に6月上旬で、梅雨入りする前の様子はこちら。

 

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成長してはいるけれどもまだまだという感じですね。

でもこの状態の時にすでに豊作の予感はしていましたよ。周囲の百戦錬磨の農家さんのサトイモに比べると全然芽の勢いが違っているように思えましたからね。

この頃になるとハスモンヨトウとかセスジスズメの幼虫が取り付くようになります。弱った株の葉っぱほど取り付くので見つけ次第捕獲していました。

 

 

 

6月中旬の様子です。

 

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あ、間違えました。

貼り付ける画像をミスりました。 ← 嘘つけ

 

 

 

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梅雨に入り、雨も増えてきたのでサトイモが成長モードへ。と同時に雑草さんも蔓つつありますね。時折タイミングをみては除草したりしていました。

 

葉っぱも綺麗でしょ?

 

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2020年は7月に入ると連日雨でしたね。

6月は比較的晴れ間もあったように思いましたが、梅雨の合間の青空でも載せてみましょうかね。

 

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なんだか懐かしい感じがします。緑が多いっていいですね。今は枯野色ですからね。

 

 

6月下旬の様子です。

 

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除草がてら土寄せした後のようですね。6月22日頃だったでしょうか。

実はこのタイミングで除草できたことがよかったです。7月は雨つづきで菜園に来ることさえできませんでしたからね。

 

 

さらに1週間後の6月29日。

 

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成長と同時に雑草さんも成長してますね。

これからは雑草さんとの戦いです。家庭菜園活動家になるということは雑草と戦うということなんです。

 

 

7月1週目の様子。

 

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雨が多かったせいか、サトイモが大きくなっていますね。最高です。

 

この後ずっと雨降りで、次に菜園に行けたのはおおよそ2週間後でした。

 

7月21日の様子。

この日は少しだけ晴れ間が見えました。

 

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雑草さんがノー管理状態担っていることを除けばいい感じに見えます。雨が多く、耕耘機はおろか人間でさえ足を踏み入れると足を取られてしまう程度の雨が続いていたので管理作業ができないまま7月が終わってしまいました。

 

 

 

8月に入ると一転、それまで雨つづきだったのが猛暑に代わり、雨も降らずにずっと晴れが続きました。

梅雨明け直後の様子を撮影しています。8月3日の様子ですね。

 

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雑草もすごいけれど、サトイモの草丈もすごいですよね。

このままではいけないと思い、除草しつつ土寄せすることにしました。夏場ですし草刈機での対応は都度対応になってしまうため、ラウンドアップを使用して雑草を一掃させ、その後耕耘機を走らせようと計画しました。

 

草刈機を使用してまずは除草剤を散布できる状態にしています。

 

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この時、スイカやカボチャも処分しているのですね。この後で除草剤を散布し、1週間ほど経過しました。

注意深く観察していたのですが、やらかしてしまったのです。

それはこちら。

 

 

そうです。

水切れです。

 

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この夏は猛暑で連日暑すぎて菜園に行けなかったのですね。なので早朝に菜園に来ては散水しつつ、ということを毎日継続するようになりました。

その後耕耘機を走らせて土寄せ。毎朝の散水。

 

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毎日散水しても追いつかないくらいの猛暑。いい加減に一雨欲しいなと思っていましたが雨が降る気配はありませんでしたね。

ここで台風でも来て、被害が出ない程度に大雨が降ってくれればよかったんですがね。

 

 

仕方ないので用水路から水をくみ上げては散水を続けました。

8月17日。

 

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8月21日。

 

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8月23日に再度土寄せ。

 

まずは耕耘機を走らせた後で、

 

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土寄せしました。

 

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9月に入ってもお湿り程度の雨しか降ってくれませんでした。

 

9月上旬の様子。

 

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散水を継続したおかげでしょうか、いっときの脱水状態からは脱したようで一安心したのを覚えています。

 

しかし、いっときとはいえ、断水状態になりサトイモの状態が悪化しましたので、その影響でイモムシがつくように。

 

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このように多くのイモムシが付いてしまうと葉っぱが全滅するので食害に遭っていた葉は切除して処分してしまいました。

仕方ないですよね・・・。

 

 

9月の下旬になると暑さは一段落して定期的に雨も降るようになりました。無事に猛暑を乗り切ってくれたようで、ここまで来たらあとは収穫を待つだけ、という段階ですね。

 

9月下旬の様子。

 

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モコモコしており、復活した感じですよね。

そうそう、「土垂」という品種は晩生種らしいですね。関東地方では「石川早生」と並んでポピュラーな品種なのですっかり早生種かと思っていました。

 

 

 

10月に入りました。引き続き、気温は高めで推移しています。

葉っぱがダメになるまで光合成を続けさせます。

 

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3. 試し掘り

 

もうこの頃になると興味関心は秋冬野菜の方でして、サトイモの記録が少なくなって来ました。

安納芋の試し堀のタイミングでサトイモも試し掘りをしていますね。

10月26日あたりのことでした。

 

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余った小さい親芋を適当な場所に植え付けたものを収穫しています。それでもこの程度収穫ができているので期待を感じることができた試し掘りでした。

 

 

10月も下旬。収穫を待つサトイモ

 

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11月になるとケヤキの落葉が始まるので落ち葉拾いが始まった頃です。

また2020年は11月上旬に長崎県への出張があったので公私ともに忙しかった記憶があります。

 

当たり前ですが、この頃になると夜明けも遅くなり、朝活していると太陽が東の空から登ってくるシーンを拝むこともできました。

 

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4. 収穫

 

12月。

霜も降りるようになり、いよいよ収穫時期です。

例年だと11月3日前後に収穫しているはずですが、2020シーズンは多忙であったことと、気温が高めで推移したことからずっと先延ばしにしていました。

 

 

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冒頭にも書いたように、このサトイモは2019シーズンで使用した親芋を種芋として使っています。

今回収穫したのは子芋または孫芋だと思うのですが、親芋に付いた子芋を保管し、2021シーズンに使ってみたらどうだろうか、ということでいくつかの子芋を保管しておこうと思っています。

 

以下が保管する子芋です。

もっともこれのみを使用するとなるとリスクもあるので新しい親芋は購入する予定です。

 

 

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その後も必要な数だけの収穫を続けてきました。

時には、

 

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2株分ほど収穫してみたり。

画像はそのうちに1株分ですが。

 

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年が明けて1月も後半戦に入りますが、まだ収穫が終わっていないので早めに収穫してしまわないと腐ってしまいますからね。急いで収穫しないとな。

 

 

 

 

 

***

 

こうやって振り返ると栽培期間が長いですよねぇ。

サトイモは手間のかからない野菜ではありますが、水やりとか土寄せ、除草など基本の管理作業は行わないといけませんね。

 

 

また、気が向いたら振り返りシリーズをエントリしますね。