うさぎの置物の背景にはミニ水仙。そして麦。
そういえば麦が大きくなってるなぁ。
今はこのサイズ感でちょうど良く見えるけれど、麦ってもっと草丈が伸びるよね? どうするつもりだろう? これではイングランドの穀倉地帯風にはならないぞ??
***
当ブログ管理人の住まうこの地域は田園地帯。
当然に時期が来れば稲作が行われるのだが、農閑期には麦の栽培も行われている。近隣畑(田んぼ)にはおもいおもいの麦が播種されているが、それらの圃場の麦は葉の緑色が濃いのだ。
これは稲作時に与えた肥料分が残留していて、麦を栽培することで残った肥料分を吸わせているのではないかと推察しているのだが、誰も正解を教えてくれない。
周囲の圃場に比して、我が家の麦は緑が濃くない。
もう一度貼るのでご覧いただきたい。
え? 圃場の麦も乗せろだって? あ、すいません。撮影していませんで。
***
商品作物としての米や野菜にはそれ相当の肥料や農薬が使われている。言いかえれば肥料漬け、農薬まみれの米や野菜を購入し、それらを食している訳だ。
少しでも野菜を栽培したことのある方ならお分かりだと思うが、無農薬で野菜を栽培することは簡単なことではない。
家庭菜園を嗜んでいるとどうしても肥料をあげたくなるのが人情ってもんだ。
だから足しげく通い、肥料を与え、害虫だらけになる。そして農薬で味付けをする。そうやって家庭菜園から遠ざかる人が出てくる。
なかなかどうして家庭菜園的活動も簡単ではない。
そうそう、窒素系肥料を与えすぎると害虫が付きやすくなる。
***
当菜園では推奨される量の半分未満ほどしか肥料を与えないことが多い。これでも当菜園では少肥料・少農薬を是としており、必然性がなければ農薬は散布しない。そして基本的には元肥一発の施肥しか行わない。
というのは当菜園では緑肥による土作りを行なっていることから、肥料計画もあらかじめ緑肥によって計画されているからだ。
わかりやすくいうと、緑肥を栽培することで土を肥やし少施肥を可能にしているということだ。
小規模の家庭菜園でも使える、しかも家庭菜園ではなくてもお庭に播種するだけで「映える」緑肥がクリムソンクローバーだ。
あ、これね。
もこもこしてきたので成長を加速させているのだろう。もうしばらくもすれば花芽を出し、真紅色の花を咲かせることになる。
このクリムソンはマメ科なので根粒による窒素供給効果で土壌を豊かにしてくれるのだ。
これらクリムソンが播種された場所は南東の角地でバラなどが植えられている。
無論バラには時期ごとに有機肥料を与えているのだけれど、見栄えもいいしバラにも優しいということで今回初めてこの場所にクリムソンを播種した次第。
でも緑肥として地中にすき込むならこのタイミングがいいんだけれどね。枝葉は柔らかくて分解しやすいくて。
クリムソンが咲き、イメージしたような「映え」になったら次のシーズンも播種してみることにしよう。