先日、愛犬ロクロウとの散歩中、菜園に立ち寄った。散歩後に菜園に来る予定だったのでそのままスルーしてもよかったんだけれど、何となく寄ってみた。
我が家の愛犬はロクロウといってシバイヌのオスである。
彼は春から夏までは散歩に行きたがらない。本当にイヌか?と疑いたくなるような習性をしているが、世間にはそういうシバイヌは珍しくないらしい。
そんなシバイヌだが、最近は朝晩寒くなってきたので散歩に勢いよく出かけるようになった。ここから翌春になるまでは散歩の距離も伸びてくることだろう。
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そんな芝犬との散歩中に菜園に立ち寄ったわけだが、愛犬にはエンバクを食わせつつ、秋冬野菜を観察。なかなかいい感じに育ってくれているなと感想を抱きつつ、キャベツの畝へ。
もうこれは感覚的にではあるけれど、何と無く食害痕が増えている気がした。
なのでネット越しにじっくりとキャベツ「初秋」を観察すると・・・。
そう。
ヤツがいたわけ。
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ロクロウの散歩を終えた後で菜園に赴いた。目的はもちろん、ヤツの駆除。
駆除するためにはネットを開放、だな。
「初秋」の畝。「新藍」にはそれらしきものは見当たらなかったので「初秋」畝に専念する。
ネット越しになぜヤツがいると気づいたかというと、それはこうだ。
まずは食害痕が見られたこと。普段から観察していると妙に食害痕が増えたことに気づく。その際はヤツがいるのではないかといった仮説が成り立つ。
次にこれ。
そう、フンだな。これがあったら100%ヤツがいる。ちなみにイモムシによってフンのサイズも異なる。このサイズ感だと、間違いなくヤツに違いない。
ただヤツは必ずしも成長点だけを狙って食害するわけではない。なので成長点を注意深く探しつつ、いない場合には株元や葉っぱの裏側をくまなく探すと出てくる。
ほら、ここにいる。
(ピンボケしているのがいい)
こうなるともはや1株だけとは限らない。全株注意深く観察することが大事だ。
畝のサイドに
この程度の雑草があるだけでもヤツがいるのではないかと疑ってしまう。事実、片側だけでも
3匹ほどのイモムシを捕獲した。
今度は反対側を探索しよう。そうそう、ヤツとはヨトウムシ。ヨトウムシは隠れるのが下手くそなので意外と見つけやすい。
同じように反対側も葉裏とか暗いところを中心に探してみるとこれだけのヨトウムシを発見した。遠目に映す。キモいし。
撮影後、集められた彼らは市道上に放り投げられた。運が悪いと車に轢かれる。運が良いと逃げ切れるだろう。
今回は「初秋」の畝でヤツらを発見したが、実際のところは他に畝にもいるのだろう。被害が出る前にチェックしてみることが必要だなと思った。