暑さも一段落ですかね。寒い日も出てきました。
暑さが収まってくると害虫の活性も落ち着いてくるのでもうしばらくの辛抱。野菜にとっては脅威がしばらく続くけれどもう少し頑張ってもらいたいです。
害虫も必死なので葉の裏側やマルチの中など必死になって隠れています。もう知恵比べみたいなもんですが、そうした戦いののちに美味しい収穫が得られるといったところでしょうか。
でも急に寒暖差が生じるとトウが立ってくるんだよなぁ・・・。そこが気がかりです。
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恒例の(?)秋冬野菜紹介です。2週間に一度のペースで紹介することで生育の様子が分かるかなと思っております。
撮影はネット越しでのものもあり、非常に確認しにくいものもありますがご容赦ください。
それではどうぞ。
まずは菜園全体を撮影しました。撮影日は10月8日金曜日午前7時前です。
0. 秋冬野菜専用エリア全景
右奥に見えるのはセスバニアです。その奥が春夏野菜専用エリア。現在はエンバクが育っているエリアです。
秋冬野菜は全7畝で運用しています。こまめに除草しているので整然と見えますね。秋冬野菜エリアは比較的硬盤層が少ないので野菜も良く育ちます。ここ数年で土の状態が一番良いように思えます。
1. (思いつきで植えた)茎ブロッコリー
品種名はスティックセニョールでした。自宅にも2株定植しましたが、ほぼ思いつきで苗を購入、菜園にも定植してみた、という次第。なんとなく露地でやりたくて大丈夫そうなブロッコリー系をチョイスしたということです。
定植時よりも確実に大きくなっており、支柱と同じような茎の太さになりました。今のところ害虫被害はなく、ネットなくてもいいんじゃないかと思わせるような状態で推移しています。
たまにモンシロチョウの幼虫、すなわち青虫を見かけますがピンセットで摘まれて市道に投げられてしまいます。
このままいくと、初収穫は11月中旬になりそうな気がします。
2. 早生種ダイコン(露地)
早生種のダイコンですが、何回かの間引きを経て立派に成長し始めました。この段階で成長点をやられると根が太らないので慎重に害虫の確認をするようにしています。
葉の裏側に潜むイモムシを見つけました。
当ブログ管理人は菜園にくるときにはピンセットを常備していますのでピンセットでつまみ出します。結構元気なイモムシでしたね。
3. 早生種ダイコン(ネット仕様)
朝日が当たって見にくくてすいません。
一時は一斉発芽に失敗して、今年もどうなることかと思ったのですが、どうやら持ちこたえたようですね。
所々で欠株はありますが、まぁいいでしょう。軸が立ってきました。根部が太るまでしばらくの辛抱でしょうかね。
4. ニンジン
早生種のダイコンと同じ畝に播種しました。先日最終間引きを完了させています。播種した全ての穴から発芽、というわけにもいかず、いくつかの穴っぽこで欠株。仕方ないですね、それが実力ってやつです。
ここまでくれば後は放置ですね。勝手に根部が肥大化し、年内には収穫できると思います。ネットを外すとキアゲハの幼虫に食べられてしまいますのでネットはしたまま冬を迎えることになります。
5. 玉レタス
その昔、赤いネットは害虫を防ぐことができるなんて宣伝に負けて購入した赤い防虫ネットですが、すっかり色あせてしまいました。
昨年とは異なり、今シーズンの玉レタスは順調に生育しているように見えます。後1〜2週間もすれば収穫開始です。
レタスは害虫被害が少なくて済みます。一部コナガがつくこともありますがそれでも葉が全滅することはないですからね。今年はレタスに農薬を使用していませんが、一度農薬散布しておけばコナガはやってきませんのでね。
6. ブロッコリー/カリフラワー
全くもって内部が確認できませんね。
2枚目はカリフラワーで3枚目がブロッコリー。いずれもまだ花蕾はつけていません。10月下旬から11月上旬に収穫を迎えてくれると思われます。
数匹のイモムシを見つけたほかは害虫被害はありませんでした。花蕾がつけばネットが外せそうです。
本当はもう少し株間を広げて栽培してやるのがいいのですが、そこは家庭菜園ですのであまりこだわるところではないかなと。そもそもブロカリの半数は贈答品になってしまうのだから(笑)
7. ハクサイ
収穫時期が長い品種のハクサイを播種したのが8月下旬。一斉発芽に失敗したので4株だけ黄芯系の早生の苗を定植しています。
ここまでのところで十数匹のヨトウムシ を捕獲しています。ヨトウムシ ってハクサイ大好きだよね。フンが見つかるところには必ず存在。ヨトウムシ は土の中から誕生するのである程度発生するのはやむを得ないね。
ハクサイは冬野菜の王様。これがないとはじまらないもんね。
8. キャベツ「初秋」
ここのところ食害に遭っていて成長点を傷めつけられた株もあり心配。被害を受けている株ばかりではありませんが、被害を受けている株の損傷がひどく、なぜもっと早く見つけてあげられなかったのかと反省。
毎朝食害痕を確認しますが、今のところは大丈夫な様子。早生種キャベツの中では最も早く収穫できる「初秋」ですが、今年は試練の年のようです。
9. キャベツ「新藍」「彩音」
キャベツは2畝3品種運用していますが、この畝には2品種を植えています。「新藍」は中生種であり、「彩音」は晩生種。時期がずれてくれれば一冬中キャベツを楽しめるという魂胆。
いずれも定植初期の段階で食害痕を発見、イモムシを捕獲しましたが、その後は食害痕も確認できず順調な生育を続けているようです。
先ほどの「初秋」は葉っぱが柔らかくみずみずしいのが特徴でサラダなどに向いている品種です。一方、「新藍」は葉が少し硬めではあるものの甘みのあるキャベツ。また、「彩音」は「初秋」に近い味わいですが、葉が密でぎっちり結球するという特徴があります。あ、これは当菜園調べ、ということですが。
10. 晩生種ダイコン(露地)
露地の他にもネット仕様で同じ品種のダイコンを栽培していますが、その一斉発芽に失敗したので保険の意味で露地でも栽培。なんかの間引きの後、現在に至っています。最終間引きはこれからで、様子を見ながら進めていく予定。
11. 晩生種ダイコン(ネット仕様)
たまたま畝の周囲を除草するつもりでしたのでネットをオープンにしていました。
一斉発芽に失敗、加えて食害にも遭ったため、どうなることかと思っていましたがここまで復活してくれました。葉の多くが食害された株(3枚目)もここまで復活。この撮影の後で1穴1株に間引きました。
ダイコンも一冬中楽しみたいので早生と晩生で運用。昨年はほぼ同時期に収穫となりましたが、今年はどうやらずれて収穫できそうです。
それにしてもよくここまで復活してくれたなぁと感心。
12. サニーレタス
自宅で収穫が続いているサニーレタスですね。12株中残りは6株となりました。
さらに追加で4株定植しているのでサニーレタスもしばらくは楽しめそうです。あると便利な野菜ですね。
定植後、1ヶ月で収穫できますから重宝します。
13. 茎ブロッコリー(自宅)
菜園にも定植していますが、自宅でも。
菜園よりもこちらの方が生育が良いように見えます。土の違い? いや、菜園の方がいいでしょ? もっとも菜園のあの場所には植えたことがないから土の違いなのかも?
こちらの茎ブロッコリーにも食害被害はありません。
14. シュンギク
もう収穫してもOKだ、というレベルにまで成長しました。
見た感じで、葉が弱々しく柔らかそうですよね。これがうまそうなんです。もちろんしっかりとした青々しているシュンギクもいいけれど、柔らかいシュンギクも美味しそうですよね。
次の週末はすき焼きにでもするかなと検討中。
15. ホウレンソウ
ホウレンソウは一斉発芽に失敗していますが、それでもこれからも播種できるのでスペースを見ながら播種していきたいと考えています。寒さに当たると一段と甘くなりますので収穫はまだまだ。
冬に向けてもう一度播種してみる時期なのかもしれないですね。
こうして見てみると紆余曲折ありましたが、ようやくここまでたどり着けました。
収穫祭までもう少し、ですな。