ここのところ雨が定期的に降ってくれています。またずいぶんと極端に気温が下がりました。こんな天気だとトウ立ちが懸念されます。せっかく順調に育ってくれているのに、と思ってしまいますが仕方ないですね。
雨が降ると野菜は水分を吸います。
雨後は野菜の成長が感じられることが多いです。息吹さえ感じることがあります。
え?
ない?
それはここが大自然だからですよ。
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10月某日、早朝に菜園に来ました。一昨日に雨が降り、昨日は好天でしたので菜園へ野菜の様子を見にきた、という次第。
特別に何か作業があったわけではなく、例によって除草と野菜観察をメインにそれぞれの畝を眺めていました。
早朝の菜園はいいですよ〜。
まず第一に静かだし。
そんないい気持ちで畝を眺めていたところ、最近ヨトウムシによる食害が見られるハクサイの畝で異変を感じました。
こういうのって「気づき」でして、平生から観察していることでハッと気付かされることがあるんですね。
今回もそうした「気づき」のレベルでした。
はっとしてネットをオープンして確認しました。早朝、晴れた日は夜露でネットが濡れていますので中身をよく確認することができません。今回は何か異常を感じたのでネットを開放して確認することに。
これは苗を定植したハクサイです。
最初はどうしてこの株だけ集中して食害に遭っているのだろうと思いましたがどうやら違うようです。
これ、病気だ。
しかも軟腐病だ。
食害によるフンが多く見られます。加えて雨が長時間降りました。こういった条件が揃いに揃って発病したのではないかと考えました。
軟腐病になった株は復活することはありません。病原菌が移る可能性もあるのでさっさと引っこ抜いて処分しました。
軟腐病は何回か経験がありますので対応の方法は分かっていました。でもよりによって注意深く観察していたハクサイで発病するとは迂闊でした。
雨、フン、気温の急激な変化、等の条件が悪い方向に重なったのかもしれません。
自然相手なのでなかなかうまいこといかないですな。