当菜園は緑肥を活用しながら土つくりを行い、なるべくなら無肥料無農薬で野菜を作りたいと思っている偏屈な中年のおっさんが運営しております。
緑肥? そいつは食えるのかい?
とのことですが食える緑肥もあります(笑)
ですけどね、緑肥ってあまり人気ないです。理由は簡単ですね。金になりませんから。農家さんは無駄なことはしない人々ですし、商品作物を作るためにはなんだってやりますが金にならないことは極力排除することで収支を保っているという人たちです。
ですので百戦錬磨の農家さんはなかなか緑肥を使わない傾向にありまして行き交うご高齢の農家さんに声をかけられることしばしば。
当菜園では基本的に使用する緑肥は3種類です。
エンバク・クリムソンクローバー・セスバニア の3種類ですかね。
エンバクは間作に使用しセンチュウ密度低減目的。クリムソンクローバーは景観目的。セスバニアは硬盤破砕目的、です。
現在、この時期ですと春夏野菜専用エリアにエンバクを播種していますし、春夏と秋冬の境界にある硬盤を破砕しようと複数年計画でセスバニアを育てています。
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そのセスバニアなんですがね、境界エリアで育ってくれているのですが
やはり高温多湿がお好みのようでして草丈はゆうに2mを超えている株も現れました。このまま放置したのが昨年でして、実は今年はこの状態のまま放置するのは良くないのではないかと思ってしまっているのであります。
このままセスバニアを育てていくメリットは、硬盤を破砕してくれるかもしれない、という点でありデメリットは①足元の雑草さんがひどい ②サトイモの日照不足 ③残渣の処理の問題 がございましてね。メリットよりもデメリットの方が多いのであります。
ちょうどですね、サトイモちゃんの
南東方向から太陽光が届きますのであまりにも成長させるとセスバニアが日照を遮る可能性が出てきたわけです。これはまずいよね。
また
セスバニアの足元には雑草さんがバッコしており、これらを放置すると雑草天国になりかねないと思っておりまして。春夏エリア、秋冬エリアともに雑草さんの種子が飛んできそうな気がするんですね。こいつは危険だと思いました。
ですので、思い切って草刈機で切断しちゃおうかなと思い始めております。
なかなかセスバニアによる硬盤破砕も一筋縄ではいきませんな。何かを成就させるには何かの困難があるということでしょうか。