ここ埼玉県北東部では田んぼの荒起こしが行われている。収穫時に圃場にばらまいたイネワラを荒く鋤き込むといった体の作業らしい。今の時期に鋤き込んでおかないとなかなか腐熟しないし、腐熟しなければ田んぼに水を入れたときに浮いてしまい、作業性が悪くなるようだ。石灰チッソを散布し、荒起こしが終わるといよいよ農閑期に突入するようだ。
この辺の地域ではコメの裏作として小麦を栽培する農家も多い。このへんの小麦は何に使われるかイマイチ定かではない。まためっきりレンゲを見なくなった。だから冬季の田園地帯はなんだか寂しい光景となる。
当菜園は冬季に圃場を裸地にすることはない。少し前までは11月半ばともなるとエン麦を鋤き込み、天地返ししつつ寒ざらししていたのだが、昨年から寒ざらしが止めた。秋冬野菜専用エリアは一冬中野菜を置きっぱなしにし、春夏野菜専用エリアにおいてはエン麦を刈り取らずに一冬越させる。
現在はこのように青々としたエン麦も冬の寒さで枯れてしまう。
先日発芽したライ麦は順調に成長し始めた。
サトイモの跡地。4〜5センチといったところかな。
本当はこの状態で麦踏みしたほうがいいのかもしれない。
オクラ跡地のライ麦。
サツマイモ跡地のライ麦。
サトイモとサツマイモ跡地については早春に刈り込んで天地返しをかねて鋤き込むことにしている。仮に来シーズンも同じ場所でサトイモや安納芋を栽培するとしたら定植時期はGW明けになるから十分に腐熟期間をとることができるからだ。
寒くてもすくすく大きくなりつつあるライ麦はたくましいね。