当ブログ管理人は専業農家ではない。ごくごく普通のサラリーマンだ。だから平日に菜園に赴き、思い思いに作業することなど不可能。むろん、有給なるものを使用すれば話は別だ。一方で百戦錬磨の農家さんはその時々の気象条件を考えながら作業を行うことが出来る。だからこそ、百戦錬磨なのだろう。何事も戦略性は大事だということだ。
家庭菜園活動家の当ブログ管理人も自然の気象条件を利用した菜園活動計画を立てるものの、なかなかどうして自然の摂理には適わないこともある。そういうときこそ、知恵の使いどころ。だからPDCAをまわそうと考える。
P(Plan/計画) 次の週末で苗の定植をしよう。なぜなら適期だからだ
D(Do/実行) 午前○時から作業開始。午後○時には終了の予定
C(Check/評価) 目標の○時までに作業が終わらなかった。なぜなら散水があった
A(Action/改善) 目標を達成させるためには何が必要か、改善を加える
このとき、目標を達成するための改善事項としては、散水の手間を省くというのが挙げられる。でも、「散水したから予定が遅れた。だから散水にかける時間の短縮を目指す」というのはコインの裏返し。こんなの改善とは言わない。本当の改善とは散水そのものをなくすこと。そのためにはどうするかを考えることこそ知恵。それがホントの問題解決。
つまり、百戦錬磨の農家さんはこういうときに雨を利用する。
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どうやらサツマイモの安納芋は活着が確定したようだ。
定植後に十二分な散水を行ったこと、大量の雨が降ったこと、その後の気温が高かったこと、さらにその後すぐに雨が適量ふったことなどメリハリのある気象条件が活着を確実にさせた要因だろうと推測。このような事象に対して客観的事実からロジックを組み立てるのが仮説思考。ただし、家庭菜園活動において、それらロジックの検証は次年度まで待たねばならない。だから一回一回の播種定植が勝負。いいこと悪いことすべて記録に残し、次の年の課題にする。これもPDCAをまわすことに他ならない。
活着さえしてしまえば、次のポイントは雑草管理。
経験を積むことで何事も質が上がるのはこのPDCAが回せているから。でも経験を積んでも上達しないのはPDCAのCとAが徹底されていないから。本来、誰でもPDCAは回している。意識していないだけ。
この春夏シーズンは安納芋の定植に関して言えば、定植時期が完全に適合していたということになる。エン麦はクズクズけれど、ね。