自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話。たまに出てくる仕事の話はストレス発散目的

第18話 財務会計⑧ 捨て論点じゃね? ~自称週末ファーマーの国家試験受験記~

昨年の春先から自称週末ファーマーは休日になると自宅に引きこもり勉強をするようになった。すると近隣住民からは「体でも壊したのではないか」と噂されるようになってしまった。いやいや、元気だったし、家庭菜園的活動を全力でやりたい! って思っていた。でも、自宅に引きこもって勉強する必要があったのだ。
そう、8月に行われる国家試験受験の準備をしていたからだ。
またまた国家試験カテゴリのエントリであります。

(いい加減、別ブログにすればいいのに、という声が聞こえそうな・・・)

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本エントリは時系列で言うとそんなに昔の話題ではないのだが、本試験までに確認できなかった論点について触れてみる。

まずは補助簿にはいろんな種類があるということ。主要簿、補助簿を体系的に掲載しているテキストなどないから改めて眺めてみた。また、分記法と三分法とがあり、診断士試験では三分法を使用することが分かっていたが、その違いを体系的に見てみた。

一口に「勘定」とかいうが、勘定の中には“人名勘定”というのがあることが分かった。人名勘定を用いる場合は、仕入先の場合にはその商店名が買掛金を表し、得意先の場合には売掛金を表すという。スピテキに出ていないということは出題がないところなんだろうなと推察した。
現金に換えられる証券として通貨代用証券というものがある。具体的には他人振出の小切手や送金小切手、郵便為替証書などが該当する。これらは現金勘定または現金預金勘定を用いることとされている。

なんだか「振出」とか書かれると簿記独特の表現に見えてくる。たとえば、「商品代金として受け取った○○商店振り出しの小切手10,000円を当座預金へ預け入れた」という場合の仕訳は、
当座預金 10,000 / 現金 10,000   となる。
他人振出の小切手は現金だから貸方には「現金勘定」が入ることになるわけだ。
次は当座借越。当座預金の残高を超える引き出しが合った場合、あらかじめ設定した限度額まで銀行が支払いに応じるというものだ
たとえば、「当座預金残高は10,000円。買掛金15,000円の支払いのために小切手を振り出して支払った」の仕訳はこう。
買掛金 15,000 / 当座預金 10,000
            当座借越  5,000   となる。 
このとき、当座預金勘定と当座借越勘定を用いる方法を二勘定制というようだ。ちなみに一勘定制を採用している場合には当座勘定を用いることとされている。

次は手形について。
手形についてはスピテキにも載っていたが、仕訳のやり方が中心だった。
まずは手形の定義から。手形とは有価証券の一つで特定の期日に特定の金額を支払うことを約束する証券のこと。決済は振出人の当座預金口座で行われる。また受け取る権利のある手形、すなわち受取手形受取手形勘定、支払う義務のある手形、すなわち支払手形は支払手形勘定で処理する。
手形は大きく、約束手形為替手形の二つを押さえることにした。

まずは約束手形当事者は振出人(支払人)と名宛人(受取人)の二人。支払う方、つまり振出人は支払手形勘定を使用し、受け取る方つまり名宛人は受取手形勘定を用いる。受け取った手形は、取立てや割引、裏書譲渡などで処理されることになる。
次に為替手形当事者は三人だ。振出人・名宛人(支払人)・受取人だ。
約束手形との違いは当事者の数が違うことと、振出人イコール支払人ではなく、名宛人イコール受取人ではないということだ。ちいとややこしい。
たとえば、こうだ。
AはBに対して売掛金を有している。だからBはAに支払いすることになっている。
CはAに対して売掛金を有している。だからAはCに支払いをしなくてはならない。
そこで、Aは、Bを名宛人、Cを受取人とする為替手形を振り出し、Cに対する支払いを行う。
つまり、AはBからもらったカネでCに対して支払いをするのだけれど、金のやり取りがメンドー(?)なので、Cは直接Bからカネを受け取るというイメージだ。当然に支払人は支払手形勘定、受取人は受取手形勘定を用いる。
Aが為替手形を振り出したときの仕訳は  

買掛金  ○○  / 売掛金 ○○  

だし、
Bが為替手形を引き受けたときの仕訳は  

買掛金 ○○  / 支払手形 ○○  

だし、
Cが為替手形を受け取ったときの仕訳は  

受取手形 ○○  / 売掛金 ○○  となる。

 

未確認論点の整理の続き。
伝票式会計について。はっきり言うと捨てる論点。こんなことまでアタマに叩き込める素人はいない(と思っている)。
三伝票制と五伝票制。取引を分割する方法では三伝票制を採用し、取引を擬制にする方法では五伝票制を用いる。五伝票制は、入金・出金・仕入・売上・振替の5つの伝票を使用する。仕入伝票は商品の仕入のときだけに使用し、借方勘定が必ず仕入となる。売上伝票は売上のときに使用する伝票だが、返品や値引きについても売上伝票を使用することとなっている。
あとは特殊な手形として、自己受為替手形(取立手形)と自己宛為替手形(送金手形)なるものが存在するようだ。前者は売上債権の存在や支払期日を明確にする目的で使われ、後者は買掛金の決済や本支店間の送金を目的に利用される。
自己受為替手形は振出人が自分を受取人にして為替手形を発行する。だから振出人イコール受取人
たとえば、甲は乙に対して売上債権を有し、乙は甲に対して債務を有する。そこで、甲は、自らを振出人とした自己受為替手形を発行する。
仕訳は、
     甲  受取手形 ○○  / 売掛金 ○○
     乙  買掛金 ○○   / 支払手形 ○○    となる。
これって、もし、乙が期日までに支払いが出来なかった場合不渡りになるから乙を追い込むために発行するという、“伝家の宝刀”じゃん、と思った。

一方で、自己宛為替手形は振出人が自己を支払人として為替手形を振り出すもので、振出人イコール名宛人(支払人)となる。
たとえば、Aは仕入先Bから商品を受け取った。そこでAは自己宛為替手形を発行した場合、
     A  買掛金 ○○  / 支払手形 ○○
     B  受取手形 ○○  / 売掛金 ○○   という仕訳になる。
これはAにとっては結果的に約束手形の振り出しと同じ仕訳となり、Bにとっては通常の手形の受け取りと同じ仕訳になることが分かる。

続いては簿記1級レベルの論点が登場する。まだ続くのか。でも深入りはしない。投資有価証券についてだ。
投資有価証券はBSで言うところの固定資産勘定だ。投資有価証券は大きく分けると、満期保有目的債券と、子会社株式・関係会社株式、その他有価証券に分けられる。ちなみに売買目的有価証券は流動資産勘定であり、これは時価の変動で利益を得る目的で保有する有価証券のことだ。少し細かく見てみる。
まずは満期保有目的債券だ。これは文字通り、満期まで保有する目的で取得したもので、社債国債がこれに当たる。子会社・関係会社株式とその他有価証券については簿記1級のカテゴリらしい。ここでは子会社と関係会社の識別だけにとどめておく。子会社は議決権の51%以上の株式を保有する場合をいい、議決権の20~50%の株式を保有する場合は関係会社という。その他有価証券は長期保有目的とかたいした意味はない。

次に剰余金の配当だ。これはスピテキやスピ問様に登場していたのだが、実際に受験した本試験のときにやってしまい、見事に失点した論点だ。剰余金の配当は利益準備金または繰越利益剰余金からしか配当されないと思っていたのだ。実は資本剰余金を取り崩して配当に充てることも出来たのだ。資本剰余金からの配当はスピ問様や論点別問題集になかったので失点したと考えられるが、そもそも剰余金の配当について体系的に学習しておけば難なくゲットできた論点でもある。あー、くやしー。ちくしょー。これが出来ていれば合格だったのに(怒)

合格発表まで、こういう後悔の連続だったんですよねぇ・・・。