ご覧のエリアはスイカが栽培されていたエリアである。ここはもともと土の粒度が荒めで粘土質の土が多い。
そんな中でスイカを栽培してみようと思ったのはエリア的にここが最適だったという理由と乾燥すれば粘土質ゆえスイカに向いた土質になるのではないかという仮説を思い立ったからである。
もともと秋冬野菜を栽培していたのだけれど、キャベツだのハクサイだの満足する収量を維持できていたから土質や肥料分などは問題ないレベルだったに違いない。でも、土の粒度が荒めだと耕耘してもダマになりやすく、播種・定植するのに意外とストレスを感じることがあった。そのため土質の改良が出来ないだろうかと考えていたのも事実である。
スイカエリアだったので、ワラが敷き詰めてある。夏の高温と雨でワラが朽ちはじめている。イネワラはC/N比が低めなので分解しやすい有機物だ。
そして緑色の雑草さんである。なんとかこれを利用できないかと考えた。
雑草さんは細かく裁断し、そのまま有機物として腐植させることができないだろうか?
土は表層から肥やすのがいいと偉そうな人が偉そうに言っていた。確かに表層から肥やし、どうせ緑肥を播種するのだから、耕耘機もかけてしまうし、表層面から腐熟を作ってやるのも悪くない。そう思った。
刈払機を用いて雑草さんを細かく切断した。
絨毯のようになった。
このまましばらく放置。
雑草さんさんが生えたらまた刻んでしまえばいい。
こういうふうに土作りの手法を考えたり、過程を見ることが楽しい。