当菜園は緑肥による土作りを励行している。
現時点で当菜園で見ることができる緑肥は次の三つである。
①クリムソンクローバー ②へアリーベッチ ③エン麦
そうそう、クリムソンクローバーは緑肥です。
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クリムソンクローバーはほとんど景観用として利用している感が強いですが、マメ科緑肥ですからセンチュウ密度の低減が期待できる緑肥でもある。
さらに有機物として腐植を作り出すためにエン麦を利用する。エン麦はイネ科の緑肥だ。そのエン麦、4月中旬に播種し、その後降雨もあったので無事に発芽と相成った。
お分かりになるだろうか。緑色が点々としているのが発芽したエン麦だ。
先日までニンジンがあったエリアも、
サトイモが植えられていたエリアでも、
このようにしっかりと発芽してくれた。
基本的に発芽さえすれば2ヶ月は完全に放置だ。2ヶ月放置し、出穂した頃刈り払い機でなぎ倒して耕耘機で鋤き込む予定だ。6月下旬から7月初めころだからものすごく忙しい時期かもしれないな。
エン麦は蔓性の野菜を栽培するときも重宝する。
たとえば、スイカ。
スイカの蔓がエン麦に絡み付いたり、伸びたエン麦をカットして敷きワラ代わりにしたり使途は多様だ。おまけにセンチュウ密度低減効果もある。鋤き込めば土に還る。
例年、この時節は乾燥するからエン麦の成長の阻害要因となる。ここで成育が阻害されると出穂が早まる。俗にいうトウ立ちだ。そのときは用水路の放水を待つしかない。
忙しいけれど、できることをできる時にできる分だけ消化していこう。