当菜園は450平米の大きさをもつ菜園だ。当然に菜園主一人で管理する訳だが、一人では450平米の菜園を管理するのはとてつもない労力を必要とする。
だからというわけでもないけれど、この450平米の面積を二つに分割して春夏野菜専用エリアと秋冬野菜専用エリアというふうに二つのエリアに分割して管理するようにしている。
春夏野菜を栽培する頃秋冬野菜専用エリアでは緑肥を栽培し、秋冬野菜を栽培する頃春夏野菜専用エリアでは緑肥を栽培する。緑肥は土作りの一環で栽培されるものであり、緑肥は季節に応じたものを使い分けるが、主に使用する緑肥はイネ科のエン麦だ。エン麦は地中のセンチュウ密度を低減させる効果が期待できる。さらに粗大有機物として鋤き込むことで腐植を形成する。すると、動物性堆肥に頼ることなく良質な圃場ができる。少なくとも菜園主はそう信じて緑肥を利用しているというわけだ。
2016シーズンは、今まで秋冬野菜専用エリアであった場所を春夏野菜専用エリアに衣替えする。
先日、秋冬野菜エリアの半分を片付けた。虫除けネットを撤去し、支柱も外し、マルチも剥がしただけだが久しぶりに菜園で作業したので少々くたびれてしまった。
残る半分は次の週末で片付けを完了させる予定だ。
冬といえども雑草さんが蔓延っているのでマルチを剥がしのもしんどかった。
当菜園ではマルチは畝に対して垂直に挟み込んでいるのでマルチの際の雑草さんを少し避けてやると簡単にマルチを外すことができる。マルチを完全に土に埋め込んでしまうとマルチが破けてしまいそれを撤去するのに難儀するが、挟み込む方式ならマルチを剥がすのもラクチンだ。
とはいえ、しゃがんでの作業だったから40半ばの中年男性にはなかなかにしんどい作業だった。
お分かりいただけるだろうか? 雑草をひっぱがした跡と畝が地面に対して垂直になっているのを。だんだん年を取ってくると作業を簡略化する方法に知恵を絞るようになる。
この日は午後になると風が強くなってきたもんだから早々に菜園での作業を切り上げた。