何年か前の11月に、ハクサイを切ろうとして自分の左手の薬指を切断、切ったことがあった。幸いにも指はつながっていたがかなり深くまで刻んで、切ってしまったので、今でもその指は曲がったままだ。
指を切ってから5日後くらいに病院に行ったら
「どうしてもっと早く来ないんだ?」
と怒られた。いやはや、もっともな話であったため、
「かたじけない」
と答えた。菜園主は病院というところが嫌いなのだ。ネガティブな空気感が嫌い。
ハクサイを見ると左手の薬指のことを思い出す。
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今年もハクサイを栽培している。
ハクサイは2畝の運用で、タネから晩生種を、苗から早生種を栽培しているが、どういうわけか今年はすこぶる順調に成育している。
これは播種で育てているハクサイだ。いくつかの株が欠株しているけれど、残りの株は順調そのもの。なんとも嬉しい。
まだまだ巻きは先のことだ。このまま害虫さんの侵略を受けずに巻き始めてもらいたいものだ。
一方、苗から育てているハクサイは、
このように巻きが始まった。こちらは早生種だが、色が少し濃いのがお分かりだろう。おそらくは品種の違いだと思われる。
一般に、肥料を与えすぎると葉色が濃くなると言われている。害虫も付きやすくなり、収穫後の日持ちも悪くなるし味も悪くなる。いいことはない。
早生種のハクサイは様子を見ながら追肥をすることになるだろうけれど、結球が始まったので追肥はあと一回。
タネから育てている方はまだ枝葉を展開させたいので何回かに分けて追肥を行っていく予定だ。