自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

エンバクの播種は終わったけれど発芽は確認できていません

で、

 

エンバクの播種は先の週末に完了している。翌日から雨が降ると言っていたのでこれを利用するしかないと思ったからだ。

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播種する前に耕耘機で耕耘した。かなり粗く、で構わない。

耕耘したあとで足跡をつけ、そこをめがけて播種する。かなりいい加減に播くがそれでいい。あとはレーキを使用して種が均一に埋まってくれるように均していくのだ。画像は、その均しが終わった後の様子。

 

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中には地中に埋まらずに表層に残ったものもある。これらは野鳥のエサになるんだろうな。だいたいは発芽まで約10日ほどかかるが、雨が降ってくれたので本エントリがリリースされる頃には発芽しているだろう。

 

 

クリムソンクローバーのハナシ

当菜園は景観用にクリムソンクローバーを播種している。市道側だ。

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市道側のクリムソンクローバーはなかば自生していて年々個体数が減少傾向となっている。だから3~4年サイクルで新しく播種することになる。

ちなみにクリムソンクローバーはHCなどで市販されているから入手は容易だ。

 

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クリムソンクローバーは枝葉が柔らかく鋤き込みしやすい緑肥だ。当菜園ではタマネギ栽培を始めるにあたり、タマネギ栽培エリアでクリムソンクローバーを栽培し、大量の有機物として土中に鋤き込んだこともある。枝葉が柔らかいということはそれだけ分解も早いということだ。

 

クリムソンクローバーは通常晩夏に播種する。年を越し、桜前線と同じタイミングで成長を加速させる。

花は深紅色。クリムソンクローバーという名前の所以だ。

ただし、花後はみすぼらしい。本当に枯野みたいになるのだ。

 

深紅色の花目当てにミツバチが多く飛来する。またアブラムシが付きやすいのでてんとう虫が住み着く。クリムソンクローバー周辺は食物連鎖のいい見本となる。

花はGW前頃から咲き始める。そろそろ咲いてもいい頃かもしれない。

 

菜園主が住まう地域ではクリムソンクローバーを栽培している人が少ないからか、物珍しくクリムソンクローバーを眺めていく人が多い。中には「少し株を分けてくれないか」と言いに来る人さえいる。そういうときは快く渡すことにしている。

 

 

セスバニアのタネは希少ですな

緑肥のハナシ。

 

当菜園には硬盤層が存在する。

その昔、某『現代●業』という雑誌で見かけた「ヤマカワプログラム」なるものを試したことがあった。結果的にはやり方がまずかったのか、材料が入手できなかったからか期待された効果がなかった。

で、次にチャレンジしたのが「セスバニアによる硬盤破砕」だ。物理的に破砕してもらおうという魂胆である。

 

セスバニアの根っこは強烈でかなり太いし強い。硬盤をも突き破ってくれるのではあるまいかという期待から使用を続けている。マメ科の緑肥で夏に栽培できる珍しい緑肥だ。だが、それゆえなかなか入手困難な緑肥でもある。

 

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昨年、入手した。

 

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事情が許せばセスバニアを播種し、一年間完全に放置したい。

もっとも昨年はそれに近いようになってしまったが・・・。

 

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セスバニアは根粒菌の付着が他のマメ科緑肥よりも多いといわれている。でも、パッケージをみると古い種だが、ちゃんと発芽してくれるのだろうか?

 

これは一昨年自家採種したタネだ。

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丁重に桐の箱に収めている。

 

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とりあえず播種する予定はないのだが、いつまでも保管していてもムダになるよなぁ。

 

 

緑肥のはなし

当菜園ではエンバクを春と晩夏の2回播種する。むろん春播きは秋冬野菜専用エリアに、晩夏に播くのは春夏野菜専用エリアに、である。

 

緑肥の使用は粗大有機物を作り出し、土つくりに役立てるという目的が一番の目的だが、副次的な目的に「土中のセンチュウ密度を低減させる」という目的もある。

 

当菜園は季節ごとに栽培エリアを分割しているのでどうしても秋冬野菜専用エリアではアブラナ科の連作となる。アブラナ科の連作は(一般的には)避けるべしといわれているので、間作としてエンバクを取り入れているわけだ。

蛇足だが、エンバクは悪食でもある。未熟な堆肥下でもよく育つ。それくらい吸肥力がある。

 

 

吸肥力が旺盛な緑肥にソルゴーという緑肥がある。

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パッケージには「初期成育が旺盛」とあるのだが、初期成育は遅めだ。また気温が高くならないと発芽さえしないからGW過ぎあたりに播種するのが好機かもしれない。高温多湿を好む、というところだろうか。

 

ソルゴーは刈り取って土に鋤き込む、というよりも刈り取ってそのまま寝かしておき、さしずめマルチ代わりに使うことが多い。土との接点で腐熟が始まり、土の表層から肥えていく。

また、ソルゴーは風除けや薬剤除けに使用されることも多々ある。大規模農園では、機械で薬剤を散布するのが一般的らしく、他の野菜に薬剤が当たらないように薬剤除け(ドリフトガード)として用いられることもあるという。

 

もっとも、台風シーズンには暴風雨で倒れることもしばしば。

 

当菜園では肥効の残余分を吸わせるというよりも枝葉をマルチ代わりに使用するためにソルゴーを用いている。

 

そろそろエンバクを播種しないとなぁ

当菜園では緑肥による土つくりを励行している。圃場を二分割し、春夏野菜専用エリアと秋冬野菜専用エリアとし、一方で野菜を栽培する頃、他方で緑肥を栽培するという形式を採っている。それなりの面積を有しているからできる手法ではあるが、広大な面積を1人で管理することが難しいとい事情もある。

 

緑肥はその季節と役割に応じて使い分けている。

イネ科のエンバクやソルゴー、マメ科ヘアリーベッチクリムソンクローバー、セスバニアを使用している。

粗大有機物を確保するという目的で使用するのはエンバクとソルゴーだ。またソルゴーは背丈が大きくなるので風除けにも使える。

土壌を改善するという目的で使うのベッチとクリムソンクローバーだ。これらは根粒による窒素補給を期待することが出来る。

セスバニアは硬盤破砕目的で使用している。

当菜園は硬盤が存在しているので大量に降雨があると圃場がぬかるんでしまう。セスバニアを利用するのは下30cm程度のところに硬盤層があるのでセスバニアの強靭な根っこを利用して破砕しようというもくろみがあるからだ。ただし、一朝一夕で目的を達成することは出来ないから気長にやっている。

 

今回、雨が降る頃を見計らってエンバクを播種したい。

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エンバクはヘイオーツを使う。HCではなかなか売っていないので通販で取り寄せている。播種する圃場の面積に比して播種する量が多い気がするが、使用する種が少し古いので多めに播いてみることにした。

 

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栽培期間は約2ヶ月。順調にいけば6月の中旬頃に刈り込んで鋤き込む予定。

 

N響の定期公演

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愛犬ロクロウの散歩に行きながら「今日はN響を聴きに行くんだったな」と思った。公演は18:00だから少し早めに行けば問題なかろうと思っていた。

 

15:00頃の電車に乗ろうと最寄のJR駅まで行ったらゲリラ豪雨に遭遇した。駅近くの信号機が停電するくらいの激しいやつで渋谷(NHKホールがあるところ)でも降られたらイヤだなと思った。日ごろの行いが悪いとこれだから困る(笑)

 

幸いにもゲリラ豪雨は最寄駅付近だけで隣町は晴れていた。むろん自宅のある場所も晴れていたらしい。ズブ濡れになったままグリーン車で渋谷まで向かうこととなった。

 

渋谷は晴れていた。

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ここがNHKか。

 

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この日は代々木公園にいたる通路でワンちゃんフェスみたいなイベントが行われていた。少しブラブラしていると17:00の開場時間を迎えたので列に並ぶことにした。

 

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座席は3階席の中央付近。オーケストラの人の顔は見えない。遠いのだ。

 

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今回はAプログラムと呼ばれる公演で、3曲聴くことができた。うち2曲は知っている曲だった。顔写真は今回の指揮者でずいぶんとハゲしい指揮っぷりをしていた。

この人だ。

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本格的な楽団の演奏を聴いたのは初めてだったがいい経験だった。

細君はまた聴きに来たいなどと言っていた。機会があれば聴きに行こうね、と応えた。

 

 

3階席ではあったが音響的には何の不都合もなかった。さすがに専用ホールだけあって音響には配慮しているのだろう。ぷらっと来てぷらっと聴いて帰るくらい手軽な感じがしてよかったと思った。

 

 

ニンジンが発芽、100%一斉発芽かもしれない

当菜園の春夏野菜栽培では桜前線に合わせて播種・定植を行う。

しかも春は比較的雨が少ない傾向があるから、桜前線が多少前後にズレても降雨に合わせて播種・定植を行うことも多々ある。

 

ニンジンは播種後の湿潤が発芽のポイントだ。もちろん経験則。

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ニンジンは「タネが見え隠れするくらいの覆土」とか「覆土は薄く」とか野菜本に書かれている。

しかし、当菜園では種まき用培土を利用して厚めに覆土し、しっかり鎮圧する。そして降雨を利用して湿潤状態をキープする。こうして発芽を100%に近づける工夫をしているのだ。

 

ニンジンは初期成育が遅い。だから間引きを慎重に行うことと除草を行うことが肝要だ。

 

 

ちなみにジャガイモはまだ芽が出ていない。大丈夫だろうか?

経験的にジャガイモを失敗する人はなかなかいないけど?

 

クリムソンクローバーが大きくなっています

昨日はNHKホールでN響の定期公演があったわけだが、帰宅が遅くなったためにN響の様子は後日にエントリすることにしたい。

 

土曜日にN響のために平日に家庭菜園的活動を済ませたのだが、土日に雨が降ることが多かったせいか、久しぶりに菜園を眺めることが出来た。

 

この時期、成長ぶりが目に付いたのがクリムソンクローバーだ。

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今年は菜園主が昨年活動をさぼりまくったのでクリムソンクローバーの生育ぶりがまばらな状態になっている。

どうやら今年は深紅色で染まることはなさそうな気がするな。

 

 

キャベツ、レタスの定植が終わった

実は半ば強引に、しかも平日に定植を終えねばならない理由は15日の土曜日にあった。この日は待ちに待ったN響コンサートがあるため、午後から出かけることになっていたからだ。

渋谷のNHKホールだから小一時間も電車に乗れば到着できるのだが、滅多にないことだから少し早めに家を出立して界隈をブラブラしようと思っている。

 

ま、湘南新宿ラインで、新宿から一駅なので会社に行くのと変わらないわけで(苦)

 

 

***

平日に休みをゲットし、家庭菜園的活動を行い、土日を満喫するなどサラリーマンとしては失格だ(笑)

 

で、肝心の定植は無事に完了した。

この程度なら30分もあれ終了してしまう。

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キャベツとレタスは同じ畝に収まった。

 

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ぽつんと畝があってさびしいけれど仕方ない。

夏野菜はこれからが定植の本番なのだから。

 

 

桜が(とっくに)咲いたので定植開始

ちゃっかり会社をさぼって休みをもらって定植作業を行った。

狙って、“その日”に休むと照準を定めていたので雨が降らないかどうかヒヤヒヤしていた。前日、前々日に降雨があったのでコンディション的には最高だとは言えなかったけれど、なんとか予定していた定植を終わらすことが出来た。

 

定植はキャベツ16株と玉レタス8株だ。

 

 

定植するにも耕耘しなければならない。

 

 

圃場の様子はこんな感じ。

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湿り気たっぷりでお世辞にも耕耘日和とは言えなかった。

 

しかし、この日に休みを取得し、定植作業を完遂させると誓っていたので強行することにした。

 

耕耘機を走らせてみたが、やはり重かった。

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下30cm以下に硬盤が存在するところはゆるい感じがした。

 

とりあえず定植予定箇所はもう一回耕耘機を走らせる。

 

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ここは土の湿り気は問題ないレベルだ。

 

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一方、南側は水分が多いと思われたのでこのまま放置。

 

いざ、定植。

 

続く。

 

 

電車内のいびき

通勤電車の中で寝ている人は多い。

眠いのだったら寝かせてあげたいとも思う。

しかしながら、相当な音量でいびきをして寝ている人には閉口する。

あれは騒音なのだ。まったくもってひどすぎる。

しかも本人は無自覚だから、自分の下車する駅に到着すると何事もなかったかのように下りていく。そして車内は静けさを取り戻す。そういう朝を何回か経験した。

 

おかげで読書に集中できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

明けない夜はない、って

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都内の桜はもう見頃を終えた。

一方で住まいのある埼玉県東北部はまだかろうじて残っている体で、次の週末には完全に散ってしまうだろうという塩梅である。

 

桜色した花もいいが、葉桜もいいと言ったのは誰であろうか。

桜の花を美しいと思う感性は日本人のDNAの中に刷り込まれているようで平安時代から桜の美しさについて詠まれていたらしい。

 

今年は桜を美しいと思える精神的な余裕がなかった。

何もかもがうまくいかないと思えた春の始まりであった。

 

これから先は少しずつ上向いてくるのだろうか。

 

明けない夜はない。止まない雨もない。

そう思いたい。

 

セージ

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一雨ごとに暖かさが増してくる。

三寒四温というが、春の歩みは一筋縄では行かないことが多い。

 

しかし自宅庭の植物たちは春の歩みを感じ取ってくれているらしい。

 

画像はメドーセージの新芽だ。

 

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本格的に春がやってくる。

 

 

 

雨の週末、何も出来ずの週末

週半ばの天気予報から怪しい気はしていた。

ひょっとしたら週末は雨が降るのではないか、と。天気予報も日ごとに予報が変わるから少しだけ期待をしたのが誤りであった。土日、見事に雨が降った。

 

キャベツと玉レタスの苗を買ったから定植したかった。桜も裂いたし、定期的に雨の予報もあったから土日のいずれかにでも定植できたら好都合だった。

 

しかしそうは問屋がおろさないらしい。

 

とはいえ、まだ4月の1週目だ。次の週に定植してもそうそう失敗はすまい。