当菜園では緑肥による土つくりを励行している。圃場を二分割し、春夏野菜専用エリアと秋冬野菜専用エリアとし、一方で野菜を栽培する頃、他方で緑肥を栽培するという形式を採っている。それなりの面積を有しているからできる手法ではあるが、広大な面積を1人で管理することが難しいとい事情もある。
緑肥はその季節と役割に応じて使い分けている。
イネ科のエンバクやソルゴー、マメ科のヘアリーベッチやクリムソンクローバー、セスバニアを使用している。
粗大有機物を確保するという目的で使用するのはエンバクとソルゴーだ。またソルゴーは背丈が大きくなるので風除けにも使える。
土壌を改善するという目的で使うのベッチとクリムソンクローバーだ。これらは根粒による窒素補給を期待することが出来る。
セスバニアは硬盤破砕目的で使用している。
当菜園は硬盤が存在しているので大量に降雨があると圃場がぬかるんでしまう。セスバニアを利用するのは下30cm程度のところに硬盤層があるのでセスバニアの強靭な根っこを利用して破砕しようというもくろみがあるからだ。ただし、一朝一夕で目的を達成することは出来ないから気長にやっている。
今回、雨が降る頃を見計らってエンバクを播種したい。
エンバクはヘイオーツを使う。HCではなかなか売っていないので通販で取り寄せている。播種する圃場の面積に比して播種する量が多い気がするが、使用する種が少し古いので多めに播いてみることにした。
栽培期間は約2ヶ月。順調にいけば6月の中旬頃に刈り込んで鋤き込む予定。