自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2代目の生ゴミ分解処理装置

生ゴミ分解処理装置といってもただのモミガラなんですが、これがとてもいい働きをしてくれます。野菜の残渣を放り込んでおくと数週間で消えてなくなっています。もう少し温暖な気候になればもっと時間を短縮させることができます。

生ゴミ分解処理装置はモミガラに米ぬかや光合成最近水溶液などを散布しただけのものだ。モミガラはC/N比が高いし、イネワラみたいに分解が早くないから生ゴミを分解させながらまるまる2年間放置する。すると立派なモミガラ堆肥の出来上がりだ。

我が家では野菜屑しか入れないようにしています。ここに魚のアラとか骨などを放り込んでやるともっと良質な堆肥ができるのではないかと思うのですが、そもそもは生ゴミをモミガラに分解させているだけですので、結果的に堆肥が出来上がってくれるだけなんですね。目的が違う訳です。

目的 → 生ゴミの分解

副産物 → モミガラ堆肥

 

昨年秋に生ゴミ処理分解装置を更新しました。古くなったモミガラは菜園に散布し、新しいモミガラを仕込みました。

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水分が少ないと見えてカラカラの状態です。もっともここにはあまり野菜屑を入れていないのですが・・・。

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野菜屑、といいますか、ハクサイそのものが放り込まれているモミガラもあります。基本的には積極的に分解させようとも堆肥化させようとも考えていないのでこのままでもよいのですが、見た目に悪いのに少しかき混ぜてやることにしました。

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かき混ぜながらモミガラを確認しました。やはり水分量が不足しているように思いました。撮影後にはたっぷりの水を散布しておきました。これからは暖かくなるので微生物の動きも活性化しますし、その頃になれば米ぬかやEM菌水溶液などを散布することで効率よく分解してくれるようになるかもしれません。

 

菜園には落ち葉堆肥、イネワラ堆肥、モミガラ堆肥の三つのタイプの植物性堆肥を内製しています。いずれも本格的な実戦デビューはまだなのですが、使いたい時に使える分だけの堆肥がそこにあるというのが理想ですね。

菜園の堆肥も積極的に堆肥化させようとはしていません。自然の力に任せて堆肥化を進行させているのです。もっともカブトムシの幼虫さんの力は借りていますが。

未成熟な堆肥の利用は害虫さんを誘発します。とはいえ、圃場内の地中で堆肥化させるのもアリですよね。腐熟の過程でいろんな微生物が活躍する訳ですから。多様な微生物が強い土を作り出し、その中で淘汰が行われ、均衡のとれた土が出来上がっていくのかもしれません。