スポーツだったら日没サスペンデッドで良いのだろうけれど、翌日早朝から通勤する必要のあるサラリーマンにはなかなかサスペンデッドで翌日に延期、という判断はできない。そういう意思決定をしたい場合にはスーツの胸ポケットに退職願を認めてからが良いだろう。
残された時間はわずかだった。
時間的には2時間くらいなものか。
だが、しかし、主人公に残されたHPもわずかなのだ。
熱中症にならないように水分を摂取しながらの作業ではあったが、後半戦になればなるほど次のアクションに移すのに時間を要することになった。
「よいしょ」
とか
「どっこいしょ」
とか
「ヤバい」
とか
「死ぬ」
とか
何度言ったことだろう?
さ、ネット掛けなきゃ。
一つ目。あとは裾を埋めるだけの状態。
市道側、二つ終了。
休憩欲しい。
水欲しい。
ビール飲みたい。
ネットをかけては裾を埋め込み、
少し休憩をとっては裾を埋め込み、
残る最後の裾埋めも終了。
あ〜、これで終わったのか?
しばらく動けなかった。もちろん疲労で、である。
西の空を見ると
太陽の勤務時間が終わりかけていた。
菜園主のHPも終わろうとしていた。
誰か、ベホマをかけてくれないかな?
このあと、自宅に戻り、グッズの後片付けをして部屋に戻った。
もう体がバキバキだった。