自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2020シーズン、キュウリの振り返り

農閑期、ブログのネタに困るとよく「振り返り」記事を書くことがあるが、このタイミングでキュウリの振り返りをしてみたい。

 

毎年のようにキュウリを栽培してきて、GW頃に定植したキュウリは盛夏を迎える頃には命数を終えることになると分かっていながらもどうやったら夏越しできるのかを考えてきたのだが、どうやら夏には夏の品種があるということで、盛夏向きのキュウリをチョイスすべきだという定説を覆すことができなかった。

 

 

もっとも「振り返り」は早いほうがいい。

ホットな時期にはホットな話題が必要だ。早く振り返られないと忘れてしまうし。

 

 

 

***

 

2020年4月。コロナ禍。

街中から人影が消えた月。でもHCの野菜苗売り場は「3密」だったよなぁ。

 

キュウリの苗を物色。

 

 

2020年5月。

キュウリ苗調達。

 

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接木苗で「夏すずみ」という品種をチョイスしている。

果菜類であるキュウリはだいたいGW頃に定植する。個人的には4月早めに定植してビニルトンネルやアンドンによって寒さを守りつつ、というような栽培は行わない。また、定植後、子蔓が伸び始めるまで、だいたい7〜8節あたりまでに付いた雌花は実を切除する。気候が安定する頃までは摘果を続け、栄養を成長に向けてもらうようにしている。ほんの些細や工夫だ。

 

 

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GW頃といえども寒い朝はある。乾燥防止という観点からもマルチングは必須だと考えている。

 

 


 

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定植して3週間ほど。ここまでは順調にきているように思えたが、

 

 

 

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定植した2株のうちの1株がおかしくなってきた。葉が縮れてきたし、これはん病気なんだと理解。ここまで進行すると手の施しようがないので代替の苗を準備することに。

 

しかし、病気にかかったと思った苗は無事で、最終的に8月に処分するまで美味しいキュウリを供給してくれた。 

 

 

 

代替苗は、

 

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病気に強いという触れ込みのキュウリ苗を購入。

早速空いたスペースに定植することにした。このキュウリは順調に生育を続け、豊かな収穫をもたらすことになる。

 

 

 

2020年6月。

 

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病気かと思った苗が持ち直してくれた。ここは処分せずに様子を見ることにした。ダメになったら処分すればいい。代わりの苗は定植済みなのだ。

 

 

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敷き藁も施した。

結果的に効果があったかどうかはわからないが、少なくとも長梅雨で雨が多かったにもかかわら図、キュウリの豊かな収穫が続いたことを考えると効果があったのかもしれない。

 

 

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「夏すずみ」の実。

今シーズンはかなり良品が収穫できたように思える。

 

一方、病気に強いという触れ込みのキュウリは、

 

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多い時には1日で5〜6本は収穫できた。サラダにしたり漬物にしたり十分に堪能したように思う。

 

 

2020年7月。

今年の梅雨はずっと雨だった。

 

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収穫が続き、そろそろ7月が終わりを告げようとする頃、だんだんと葉が枯れてきた。それでも収穫は続いたのはありがたかったなぁ。

 

 

2020年8月。

処分。

 


正確には7月下旬なんだろうけれど、8月になると目に見えて収量は減っていった。とはいえ、それでも日当たりで1〜2本収穫できたのはよかった。
それにしても何本収穫できたか、数えてみればよかったなぁ。やっぱ数字があると説得力が違うからね。
 

 

追肥について。

 キュウリは梅雨に入ってから1回だけ化成肥料で追肥した。ほぼほぼ追肥をしないで栽培できるように土作りからこだわってきたが、自宅の土は少し痩せているので追肥することにしたのだ。

 

 

管理方法について。

例年2株しか定植しないのだが、今年は結果的に3株の定植。3株も定植するともっと広いスペースを確保する必要があると感じた。また、GW頃の定植にこだわってきたけれど、播種して育てるのであればもう少し遅めに播種することで収穫を長く楽しめるようになるかもしれない。

 色々と試したいことが出てきたなぁ。

キュウリは誘引が重要。当菜園の場合には支柱にぶら下げるイメージで誘引している。「吊るす」といったほうが正しいかもしれない。

収穫後、下葉は摘葉する。7〜8節までの実は摘果。支柱の最上段まで蔓が達したら摘芯。混み合わない程度に子蔓、孫蔓は放置。混み合った場合のみ切除している。

 

 

 

病害虫について。

栽培初期にはウリハムシが見られたが、いつの間にかどっか行ってしまった。

先にも述べたが、1株が病気のような症状が見られたが復活。結局、半身萎凋病なのかつる割れ病なのかわからなかった。症状が見られた際、1回だけ薬剤(ベニカX)を散布している。

土のメンテナンス不足が続いたので地中の菌類に起因する病気だったと思う。一回、自宅でも緑肥をやりたいなぁ。

 

 

総じて2020シーズンのキュウリはまずまずだったということで及第点がつけられると自己評価。甘いかな?