自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話。たまに出てくる仕事の話はストレス発散目的

当菜園の耕盤破砕対策

当菜園はもともとは元田んぼで耕作放棄地であったという。地主さんに聞いた話だ。地主さんは定期的に大型のトラクターを入れて除草してくれていたおかげで圃場のあちこちに耕盤(硬盤)が出来ている。

数年前、某ナントカ農業という書籍を呼んで「ヤマカワプログラム」を試してみた。資材を入手するのが難しいという点と散布する量が莫大なので試行を諦めた経緯がある。ヤマカワプログラムは「光合成細菌」「土のスープ」など数種類の液体をブレンドするのだが、なかなかどうして土のスープを作るのが難儀だった。破砕したい耕盤から取り出したスープはその耕盤にしか使用できないのだから。

ヤマカワプログラムを諦めた後、当菜園では耕盤破砕にもってこいの緑肥を見つけた。

当菜園では緑肥による土づくりを励行している。それは鋤き込みに見合った緑肥であったり、防風だったり景観用だったりいろんな用途で緑肥を使い分けている。

たまたま緑肥を物色する中で耕盤破砕に利用できる緑肥を発見した。それは「セスバニア」と呼ばれるマメ科の緑肥だ。

当菜園では3年前から導入し、採種まで出来るようになった。この夏に採種したセスバニアが育っている。

セスバニアは高温多湿条件を好む、夏型の緑肥だ。同じマメ科の緑肥でも冬型のクリムソンクローバーヘアリーベッチとは異なり、夏場に播種する必要のある緑肥だ。このセスバニアは窒素の固定能力が抜群らしいし、太く長く伸びた根は耕盤を突き破る効果がある。伸びた根は耕盤に達し、やがて枯れ果てそこで朽ちていく。そうすると、耕盤に通水層が出来、排水性が良い圃場になるという触れ込みだ。事実、当菜園では伸びた根が耕盤層を突き破るところを確認している。確かに排水性はよくなったと感じられるし、この秋の大雨でも足が取られるようなことはなかった。これはすごい進歩だ。

その生き残りのセスバニアがタネを付けた。

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まだまだ熟していないので採種することは出来ない。この1株だけでざっと200~300グラムほどのタネが取れる。それにまだ自宅にはセスバニアのタネが残っている。

本当は耕盤層のあるエリアに散布し、そのまま枯れ果てるまで放置すればもっと耕盤の排水性が良くなるのだろうけれど、なかなかそういうわけにはいかない。ところどころに播種してピンポイントでやっていく方法を採用しているわけだ。

ちなみにこれくらいの大きさになると枝葉は硬くなり、鋤き込むのは大変難しい。それに根も太くなっているし、なかなか抜けない。

まだ一部のエリアでしか破砕効果を確認できていないが、少なくとも一部のエリアだけでも圃場の排水性は向上しているし、効果はアリと看做している。セスバニアは意外と発芽能力も強いのでこのまま放置し、タネが自然に発芽するのを待つのも一興だ。気温と湿度さえあれば確実に発芽するからね。

出来ることなら、現状のサトイモエリアにセスバニアを播種し、耕盤を徹底的に破砕させようというアイディアをしたためている。

その場合にはサトイモをどこで栽培するのかがポイントになるし、サトイモの栽培エリアを変える必要もあるからぜひともチャレンジしてみたいと思っている。