いつの間にか恒例にされた高校時代の部活動の同窓会みたいなイベントの告知があったのだが、例によって断りの連絡を入れている。
何度かその理由を述べたことがあるのだが、改めて整理しておきたい。
そもそも、なのだが、高校3年間にはいい思い出がない。思い出、というといいイメージで語られることが多いのだが、自分にとっては苦痛の何者でもなかった。
第一に好意が強要される上っ面な人間関係がどうしようもなく嫌だった。
第二に子供染みた発想しかできない同窓生に嫌気がさしていた。
第三に、上記2点を考えている自分自身が嫌だった。
以上、3つの理由から高校時代にはろくな思い出がない。
早く卒業したかったし早く誰も知らない環境でこっそりとやっていきたかった。
部活動だって好き好んで入った訳ではなかった。でも部活動に入らないという決断ができなかった。少なくとも入って後悔した。でも続けてしまったことにも後悔していた。そんな決断力のない自分が一番嫌だった。
そもそも同窓会みたいなイベントが嫌いだ。
理由は昔しか語らないから。もうこぼしたミルクは元に戻らない。昔を嘆いても、昔を懐かしんでも、今になんら影響を与えない。建設的ではないのだ。
昔を懐かしむだけ、という理由で同窓会をやりたいのなら自分は絶対に行かない。
だから、年末に同窓会のお知らせみたいな連絡を受けた時、即座に欠席の連絡を入れた。正直、もう連絡なんかもらいたくはなかった。
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2019年、小寒の菜園。
年末年始の寒さで少しは先がやられているが、寒さに強い緑肥ゆえ全く問題ない。
霜にやられたところは紫色に変色している。
現状の菜園は春夏野菜専用エリアも秋冬野菜専用エリアにも緑肥が植えられている。裸地にさせておくのは勿体無い。マメ科緑肥を育てることで窒素分を供給してもらおうという算段だ。
茶白系が多い冬にあっては、緑色があるだけで気分が違う。