当菜園は緑肥による土つくりを励行する、家庭菜園的活動家が趣味で運営している菜園で、当ブログはその備忘録。
大して内容が深いわけでもないし役に立つ情報満載というわけでもない、本当に個人的に書かれる自己満足推奨のブログだ。
緑肥による土つくりを励行するのはいろんな理由があるけれど、450㎡もある圃場に、やれ腐葉土だとか牛糞堆肥だとか発酵鶏糞だとかを毎年投入していたら破産してしまう。
だからやむなく緑肥に頼るしかなかった、というのが本当のところである。
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当菜園では極力農薬や化成肥料は使用しないことにしている。
この極力ということはどういうことか?
ここでいう「極力」は必要があるときにのみ、という定義だ。基本は無農薬であり無施肥。それでも十分に育ってくれるので不必要だと判断できるから。
対して、必要だと認めるときは生育状況が著しく芳しくないときなどで、サプリメント的な位置付けとして農薬や肥料を考えている。よく野菜教本には「**のタイミングで化成肥料を一握り」とか「ひとつまみ」とか色々書かれているが、当菜園では野菜の様子を見ながら適宜対応している。
しかし、当菜園でも化成肥料をマストで与えたり農薬をマストで散布することがある。
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家庭菜園をやっているとお分かりだと思うが、無農薬で育てるには難しい野菜が存在する。それらは二大巨頭だと言って良い。
ここ埼玉県北東部に限ったことかもしれないが、その二大巨頭とは「トウモロコシ」と「ハクサイ」である。少なくとも当ブログ管理人はそう考えている。
断っておくけれど、「難しい」と思うだけで「無理」とは言っていない。現に当菜園ではハクサイは無農薬で栽培しているのでね。だから「露地栽培において」という前提がつくことになる。
当菜園はなるべくなら農薬を使いたくないと考えている菜園なのでトウモロコシと言えども無農薬で栽培することを是としている。そのため害虫対策にトラップ等仕掛けたこともあり対策を施して来たのだが害虫はしっかりやって来た。
いざ収穫だ、と思って皮を剥ぐとそこにいる、例の害虫。
これは結構衝撃的。せっかくいい感じなのになぜお前がそこにいるのだ?と詰め寄りたくなるくらいの、衝撃度。
そんな経験をしたことは少なくないはずだ。
だからトウモロコシにはデナポン粒剤を散布することにしている。
デナポンを散布してもアワノメイガはやってくる。
要するに被害を最小限にするためにデナポン粒剤を散布、というのが正しい。
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先日、我が菜園のトウモロコシが出穂したとお伝えした。
100均で購入した種子であるがようやくここまで成長した。とはいえ特段何かをしたわけではない。葉色が薄緑の頃に化成肥料をひとつまみ与えただけだ。
これから雨が続くという予報になっているので早めに対策を行うべきだと考えた菜園主は少し早いかもしれないと思いつつもデナポンを散布することにした。
デナポンは殺虫剤であり予防薬ではないのでどんだけ効果があるのかわからないけれど、例年、雄花が開花する直前に散布してもアワノメイガはやって来たため、今回は開花前のこの段階で散布することにした。
デナポンってこれ。
また、期限の切れた資材を使おうとしているが、効果がなかったらなかったでしょうがないと割り切ることにした。
それでは期限も切れているので使い切るくらいまでたっぷり散布しようじゃないか。
さっさっさ。
さっさっさ。
さっさっさ。
ま、こんだけかければよかろうな。
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実は散布後、化成肥料で追肥している。
トウモロコシは肥料を好むし、実入りをよくするには受粉なのは理解しているけれどそのためにはサプリメントが必要だなと。
吸収し切れなかった肥料分は秋に播種するエンバクに吸わせるので問題ない。