当菜園では今シーズン、キャベツは2品種32株で運用している。
早生種の「初秋」が16株。葉が若い緑色しているのが特徴で、生食に向いている(らしい)。少なくともそういう色をしている。
いまひとつが中手種の「新藍」で16株。青みがかった葉色をしていて一見すると葉が硬そうに見える。
もうかれこれ秋冬栽培のキャベツではこの2品種の栽培がメジャーになっている。加えて「彩音」という品種を育てることもあるが今年はどういうわけか苗が売っていなかったので購入できなかった。
経験的に「初秋」は食害に遭いやすく、「新藍」は食害されにくいと思っていた。まだまだ害虫が活発に活動する時期に結球を始める初秋は、格好のターゲットになりやすいという風に認識していたのだった。
ところが、その認識を改めたほうがいいかもしれない。
今シーズンは初秋も新藍も、特に新藍の方が食害に被害に遭っていることが確認できたからだ。
初秋と新藍が混在する畝。
初秋が食われている。まだヨトウムシが潜んでいるのだろう。薬剤を散布しても今更効かないだろうし、捕捉撃滅するしかない。
新藍もご覧の通り。今シーズンは新藍の方がひどい。
無事に結球まで至ってほしい。
先日、ヨトウムシをひっとらえた株。新たな被害はないようだ。
これは健全に育っている株、初秋だ。
これも健全に育つ株で、こちらは新藍。
このように例年だとそれほど食われないキャベツに今年はヨトウムシが集中して取り付いているように思える。
もっとも管理作業が行き届いていないということもあるけれど。