「今年はミニトマトを作らないの?」
忘れた頃に細君から質問を受けた。
こんな質問がなんの脈絡もなく飛んでくるのに慣れているので苗だけは調達しておいた。何か言われたら(しぶしぶ)定植しようと思っていた。
GW明けの土曜日、お庭でじゅうじゅうしている時に訊かれたのだ。
「サニーレタスが退いたらそこに植えるよ」と答えた。
トマトを栽培するなら、本音は大玉の麗夏を栽培したいのだけれどね、とは口が裂けても言えない。我が家の細君は大玉のトマトが苦手なのだ。
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さて、サニーレタスは収穫の最盛期を迎えつつあり、1日ごとに1株のサニーレタスが収穫されている。
この日も、
ざくっと収穫された。
この時期は葉っぱ1枚1枚丁寧に洗わなければならない。小さい芋虫とかアリとかが潜んでいる。そういうタンパク質は採取したくない。
収穫できたのでミニトマト1株分くらいの定植スペースができた。
ここに定植する。
当菜園ではミニトマトは自根苗を調達することが必須となっている。理由は定植方法にある。
大玉トマトもミニトマトもそうだけれど、当菜園ではトマト系は斜め植えするからだ。苗を斜め45度に傾けて茎ごと土に埋めてしまう方法だ。
そうすることで茎からも根が出てきて立派に成長するのだ。水を与えなくても根が多いことから水分を得ることが可能になる。水を与えすぎたトマトは青臭いし水臭い。でも極力散水を控えたトマトはすごく甘い。だからトマト系には水を極力与えないし、そのためにも斜め植えにする。
植え方はこん感じ。
グーグル先生に聞けばもっと詳しく紹介されていると思われる。
ヒョロっこい苗の半分程度が土に埋まるように植え穴を準備する。土に埋まる部分の葉は切除するのがいい。
埋めた。
反対側から撮影。
第一花房は上に向けている。
ちなみにトマト系は第一花房に着果させることが求められる。そうしないと花房が付かなくなる。ナスとかキュウリ、ピーマンとは栽培方法が異なるのだ。
2〜3日すると上へ上へと枝葉が伸び始める。そもそもがトマトは堅強な野菜だからそう簡単に枯れたりはしない。脇芽を挿しておけばちゃんとした苗にもなるし実も付くしね。
今回も雨避けなどの設備は設置しないつもり。