自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2014年秋の、黒くて俵みたいなモノ

2014年秋も佳境に入りつつある。11月にもなればいよいよ年の瀬にまくられるような感じがする。光陰矢の如しとはよく言ったものだ。でも11月は比較的のんびりした月だ。家庭菜園的活動も一段落するし、今年は三連休が二回もある。

「何しようかな?」と考えてみる。貧乏性の賜物だ。そうだ、落ち葉を拾いに行かないと。それと・・・、あとは何かあるかな? などと考えているうちに11月になっているのだろう。わりかし自分のスケジュールも戦略的に立てる方ではあるのだが、計画が計画倒れにならないようにしなくてはいけない。優先順位が大事だ。

とはいえ、まだ10月だ。さしあたり今やるべきことを考えようではないか。

そうだ、アレだ。アレをやらなくてはならない。

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そう、自宅で飼育しているカブトムシのマットを交換することにした。カブトムシ飼育の目的はカブトムシの幼虫の糞を収集することなのだが、定期的にマットを交換してやらないと糞が増えてくれない。篩を使用し、糞を取り除き、新しいマットを補充していく。

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この飼育箱の中には四匹の幼虫がいたのだが、確認してみたところ三匹しか見当たらなかった。共食い? 

篩をかけ、糞とマットとに分ける。篩を通るマットはまだ使用出来ると判断し、箱に戻してやるのだが、篩を通過しないもの、すなわち糞などは除去していく。

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黒くて俵みたいなものがカブトムシの幼虫の糞だ。これがなかなかいい堆肥代わりになるのだ。ビートル堆肥って呼ぶらしいけれど、土に対して2〜3割混ぜ込むのが理想だと言われている。

2〜3割? 結構たくさんだよ?

今回はバケツ一杯未満の糞が採集できた。

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この、黒くて俵みたいな糞を集めるためにカブトムシの幼虫を飼育しているわけだが、自宅で育てるカブトムシは今年で最後になると思う。菜園の堆肥BOXにカブトムシの幼虫が住み着いてくれたからね。自宅では飼育しないつもりでいたのが、知らないうちに成虫が産卵していて、やむなく飼育中、となっているのだ。

現在のところ、このビートル堆肥は自宅で栽培している一年草などに使用している。それとボカシ肥の原材料にもなっている。なお、経験的にこのビートル堆肥を使用してみるとミミズが発生することが分かっている。おそらくはこの糞はミミズの好物なのだろう。あ、ミミズと言ってもフトミミズではなく、ミミズコンポストで利用されている小さくて細いミミズが発生するみたいだ。あのミミズは何と言う名前なのだろうか?

 

先の土曜日、さわやかな秋晴れの下で、朝一番に行った作業はカブトムシの糞集めだった。