ナスは家庭菜園で人気のある野菜の一つ。理由は三つある。一つには育てやすい。二つ目には次から次へと実を付ける。三つ目は整枝・散水・追肥など栽培している気になれることが挙げられる。
えてして家庭菜園を始めたばかりの頃は過保護的に野菜と向き合うことになる。無駄に水を与えてやったり肥料を与えてやったりする。水分を制限した方が美味しくなるトマトは水っぽくなるし、キュウリに化成肥料をバンバンくれると蔓ぼけするし。上手く育たない理由を考え、改善していくことで「家庭菜園愛好家」から「家庭菜園活動家」にモデルチェンジすることが出来る。
冒頭に挙げたナスだが、このナスという野菜は元来頑丈な野菜でいくら肥料を与えても平気な顔をするし、むしろもっと欲しがる感じである。肥料食いの代名詞とも言えるのだが、家庭菜園初心者は肥料を与えることを欠かさない。ナスは水と肥料さえ与えておけば秋まで収穫出来ると思い込んでいるからどんどん与えることになる。そんなこんなで秋ナスを、と目論むのだがなかなかどうして秋ナス収穫に至らないケースが多い。
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当菜園のナスはようやく着果。それまでの花は切除していたから。草勢もここまでくれば申し分ない。
傍芽はカットし、樹形を整えてやっとここまできたって感じだ。そうそう、ちゃんと花ガラは取ってあげましょう。そうしないときれいな実にならない。
同じナス科野菜のシシトウ。
画像右のシシトウはアブラムシ被害に遭ってしまった株。左側が健全な株だ。うっかりしていたのだが整枝を忘れていてもうすでに実を付け始めていた。
ほどよい大きさのシシトウがある。シシトウも花がらは取ってあげましょう。シシトウって結構たくさん採れるんだね。それにしてもどうやって食べようかな?
アブラムシ被害に遭ったシシトウは
被害に遭っても実を付けているが、なんとも不健全そうに見える。被害が拡散しないうちに撤去しようかなぁ?
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ナスもシシトウも今後の管理は整枝と収穫。あまり実を大きくさせないうちに収穫し、株を疲れさせないようにしなくてはならないね。