当菜園では緑肥を栽培している。家庭菜園ではどうしても連作してしまうことが多いと想定されるので連作障害の発生を最小限に抑える意味でも、センチュウ密度を低減させる効果を持つエン麦を作付体系に組み込んでいる。
エン麦は播種後2ヶ月程度で刈り取り、鋤き込んでしまうことで腐植をうみ、土作りに効果があることがわかっている。イネ科緑肥だし、分解するには相当な時間を要するのだけれどもセンチュウ密度低減効果と粗大有機物としての腐植にたいそうな魅力が感じられるので間作にエン麦栽培を取り入れている。
秋冬野菜の多くはアブラナ科が多い。
だから連作にならないように輪作すべし、と家庭菜園に関する書物にはこう書かれていることが多い。
しかし、輪作するほどの面積を持ち合わせている家庭菜園愛好家は少ないように思うし、市民農園とか貸し農園ではその管理は難しい。だって過去の履歴が分からないからね。
そういうとき、間作にエン麦を取り入れるといいかも。
さらに敷きワラ代わりにもなるし、鋤き込めば腐植になるし、いいこと尽くめだ。
それに我が家では愛犬のロクロウがエン麦をむしゃむしゃ食べる。
犬は自分の胃袋の自己防衛でイネ科の植物を食べることが知られている。
一石二鳥?
そう。