だいぶ気温も落ち着いてきたためか、野菜たちの生育が良くなっている。
ハクサイも同様で、気づいたらかなり大きくなっていた。
同時に害虫さんも暗躍しだす頃合いか。探してみるとちゃんとヨトウムシが・・・。
この畝には中手種のハクサイを播種したと記憶している。外葉も随分と大きくなった。ここで成長点がやられてしまうとハクサイは結球しない。ただのアブラナ科の植物、に成り下がってしまう。
ふむ、いい感じに巻き出している。
なんか微妙な個体もある。
この畝から捕獲したヨトウムシは合計で8匹。ヨトウムシがいる株には2〜3匹捕獲できるのだが、全くいない株もあった。不思議なものだ。
この畝にも追肥を行なった。
秋が進み、もう少し気温が下がってくると害虫被害も落ち着くだろう。
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キャベツの畝もハクサイの畝も、先日まではヨトウムシなどの害虫は見られなかった。それなのに今週になって1〜3センチくらいのヨトウムシが相当数捕獲できたのは何故なのだろう?
今考えている仮説はこうだ。
「ヨトウムシなどの害虫さんは、雑草さんと共に出現するようになり、野菜に取り付く」
というものだ。
というのは、雑草さんを取り除いているとその雑草さんからヨトウムシが現れることがある。ヨトウムシは「夜盗虫」と書くくらいだから夜行性で日中は地中などに潜んでいる。すると当菜園はマルチング仕様だから雑草さんがはびこるとそこに隠れることができ、さらには雑草さんに産み付けられた卵が孵化し地中をつたりながら野菜に取り付く、と思ったからだ。
だから百戦錬磨の農家さんは雑草駆除に余念がないんだ・・・、と思った。
こう考えれば、どこからヨトウムシが来るのかの説明がつく。
もっとも他にも要因はあるとは思うけれど。ネットの隙間から侵入するとか、ネットをオープンにした時にこっそり産卵したとか。
管理作業後終わると、ほんの気休め程度かもしれないが、畝の周囲にオルトラン粒剤を散布しておいた。大きいヨトウムシには薬剤は効かないが何か対策をしておきたいと思ったから。