ホームセンター(以下、HCと表記)に行けばいくらでも堆肥が売られている。家庭菜園的活動を始めた頃は相当な資金をつぎ込んで堆肥を購入していた。
牛糞堆肥。安いものから高価なものまで試してみた。
牛糞や馬糞といった動物性のものから落ち葉やバークなどの植物性堆肥も試してみた。腐葉土も相当な量を購入したことがあって、1回に30,000円分ほどの腐葉土を一気買いしたこともある。
少しだけ前の時代の、平和な時代の、平和な出来事。
ところが、2011年に起きた東日本大震災での原発事故騒ぎで堆肥や腐葉土などが一気に値上がりしたため思うように購入できなくなった。
もっともその頃から緑肥による土作りを始めており、堆肥に頼らない家庭菜園的活動を模索していた時期でもあった。
そもそも堆肥というのは遅効性なものであり、堆肥を施したからといって劇的に何かが違くなるわけでもないと認識している。
地道に施すことで良化に向かう、程度のもの。でも植物にとっては欠かせないもの。
そんなものが高価になりなかなか庶民に買える金額ではなくなったため、
「それならいっそのこと内製するか」
と相成ったわけである。
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これはもみがら堆肥の話だ。
全部で5基のプランターでもみ殻堆肥を内製している。
画像では6基見えるが、そのうちの1基はすでに完成している。
これらのプランターにはもみ殻が入っているわけだが、実はこれらのもみ殻入りプランターは生ゴミを分解する機能が与えられている。
簡単なことだ。
プランターにもみ殻を投入し、そこへ生ゴミを適量投入するだけだ。
気が向けば、そこに水を入れたり米ぬかを入れたりしている。それだけ。
もみ殻には水をじゃんじゃんぶっかけて湿らせておく。そこに野菜くずを投入する。我が家では入れていないけれど、人によっては魚のアラとか貝殻とかを入れる人もいるようだが、我が家ではそれはしない。臭うからね。
野菜くずはなるべ小さめで入れる。あまりに大きいと分解するのに時間を要するから。とはいってもものぐさして大きいまま投入してしまう。
これらのもみ殻は堆肥になるまで2〜3年を要する。
分解促進剤みたいなものは投入していない。
たまにドーピングとしてEM菌だったり米ぬかだったりは投入している。ほんと、気休め程度なものだけれど。
2〜3年もすればふかふかの堆肥が完成する。
こんな感じが完成形であるけれど・・・。
え?
よくわからない?