当ブログ管理人、意外と蚊に刺されにくい体質。
というのもヤブ蚊が迫ってくると、その鋭敏な感性ゆえ(ウソ)、ヤブ蚊をぶっ潰してしまうから。冗談はさておき、あまり蚊に血を吸われることがない。
それでも50年近くこの世界に生きていれば、幾度となく蚊に血を吸われたことはある。
(十数分後)
「あ、刺された跡が消えたわ」
といった具合。キンカンを塗らずとも痒みはさほど長続きしなくて、蚊の唾液に対する抵抗力を備えているという感じ。なんの自慢にもならない。
そのヤブ蚊の襲撃を受けつつも、我が家の生ごみ処理装置または生ゴミ分解促進装置、いや、もみ殻堆肥の様子を確認した。
いや、正確にいうと、野菜残渣分解装置かな? ま、パスタとスパゲティの違いくらいだな。
例によってミミズ画像がありますのでご注意を。
我が家には勝手口に全部で6基の分解装置を拵えている。
勝手口以外にも4基の分解装置もあり、勝手口への出世を待ち望んでいる。
今回は勝手口にある6基の分解装置を確認してみた。
(なんども書くけれど)
当生ゴミ分解処理装置なるものはただもみ殻。大きめのプランターにフレッシュなもみ殻を放り込み、そこへ野菜残渣をぶっこむだけ。
特別、分解促進剤を投入することは稀だし、発酵分解を促進するための工夫などというものもしていない。気が向いたらEM菌とか米ぬかを投入することくらいしかお世話していない。
野菜残渣を入れる。野菜残渣が隠れるようにかき混ぜる。それだけ。大した工夫もしていないのだ。
だから堆肥の完成には長い年月を必要とする。そうだなぁ、3年は必要だ。3年もすると良質な堆肥が完成する。
1年が経つ頃には少しクタクタ感が出てきて、2年が経過する頃にはもみ殻の色が黒ずみ始め、3年も経てば土状に。野菜残渣を入れることでミミズが現れるようになり、分解が促進される。とはいえ、ミミズさんが処理できる量も限られていると見え、なかなか分解が進まないので3年もかかる、という次第。
そもそもは、生ゴミの量を減らしたいなぁと思ったのと、堆肥を内製したいなぁとおもったことがきっかけだ。
ちなみに落ち葉堆肥も内製している。
***
これらは仕込んだときに、米ぬかともみ殻をサンドイッチしながら積み上げたプランターのもみ殻だ。そんなサンドイッチにしたことさえ忘れさせてくれるようなもみ殻の健在感。世間で推奨されている(?)落ち葉堆肥の作り方みたいにサンドイッチ上に積んだものの、当初の「生ゴミ分解」という目的を適えるべく、野菜くずを投入している。
ミミズこそ現れたけれど、完成には程遠いな。
同じ時期にプランターに放り込んだもみ殻だが、水以外は何もいれていない。少量の米ぬかくらいだったかな。中身を見てみようじゃないか。
もみ殻、健在。まだまだ熟成が足りないな。
こちらも同じ時期に仕込んだもの。ニンジンの葉が見えるが気にしないでほしい。もみ殻に埋め込んだニンジンから葉が生えてきたなんてとてもじゃないけど書けない。分解されてないじゃん、と突っ込まれそうなのでね。本当は分解しやすいように細かく切ってやるのがいいのだけれど。
このプランターは間口が大きいのでずいぶんと野菜くずを入れたせいか、ミミズが多くいるように思えた。熟成具合はさして変わらないような気がするけれど、それでもミミズの存在は心強い。もっと増えてくれないかなぁ。
なんだかみずみずしいミミズ。
これも同時期に仕込んだものかな。あまり状況は変わらないのではないか。
中身は、
ふむ、あんまり変わらないな。やっぱ1年未満ではダメか。C/N比が高い有機物は分解が進まない実験をしているようだな。そうそう、小学生が3年計画くらいで実行している夏休みの自由研究の題材になるじゃん。希望される方、情報提供しますぜ。でもね、分解具合を定量的に表現する必要があるからね、数字にできないと辛いか。
以下は、仕込んで1年以上経過しているもみ殻だ。
もみ殻そのものの色合いが違うのにお気づきだろうか?
残渣が表面に出ており、少し見苦しいがご海容いただきたい。
まずは四角いプランターのもみ殻から確認してみよう。
クタクタ感ってこんなイメージ。フレッシュなもみ殻はザックザック、という音のイメージに対してこのもみ殻はサクサクといった具合。要するに柔らかくなっているということと、色合いが黒く濃くなったということだ。
無論、ミミズさんも確認できたし来春にはデビューという感じになるだろう。
来春?
まだ先じゃんねぇ。
最後に丸いプランター。
これね。大根のアタマがあるけれど、これは大根おろしにした時の残渣。これも細断してから放り込むのがいいのだけれど・・・。
クタクタ感もあるし、色合いも順調のように見える。
時間の経過に勝る作成方法はない、か。