当ブログ管理人にはバラの趣味はなかった。
それがある日突然バラの世話係も拝命。それからずっとバラをも世話をする羽目になった。
なぜ?
それは妻が放棄したから。そうネグレストだ(笑)
「わからなかったら聞いて。無駄に知識だけはあるから」と妻は言った。
それはまるで新入社員に対する年長の社員の言い草のようだった。それでいて「分からないから教えて欲しい」というと
「ググれ」
と宣うのだ。
だから世帯主は妻には聞かないことにしている。
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我が家にはつるバラをはじめ、四季咲き、一季咲き、等いろんなバラがある。そんなバラたちは冬に剪定され、ようやく訪れようとしている春の到来を前に新芽を出している。
「そろそろ肥料をやる頃ね」
世帯主は見事に忘れていた。リストの「ラ・カンパネラ」を聞いている場合ではなかったのだ。
そして妻は出て行った。
愛犬ロクロウが見守る中、世帯主はバラたちに肥料を与えた。
肥料はこれだ。
この肥料は「日清オイリオ」が販売元らしい。ひょっとしたら食用油を作る過程で廃棄になった何かを再利用しているのかもしれない。
施肥はすぐに終わった。
愛犬ロクロウはしっかりと見守ってくr・・
ま、こんなもんである。
シバイヌは飼い主に忠実とは限らない。
妻が戻ってきた。
「ただいまー!」
ドラッグストアの袋から食用油が透けて見えた。
どこに行っていたか問うまでもない。