ちょうど1週間前の土曜日の早朝、いつものように早朝から菜園にやって来ました。この日はどんよりした曇り空でいまにも雨が降り出しそうな朝でした。
菜園に来たものの、特にマストな作業はなくいつものように除草しつつ野菜を観察することにしました。
この日は曇っていたためネットをかけていても中の野菜がよく観察できます。観察しながら害虫の有無を確認したり収穫時期の目安を予想してみたり。思い思いの時間を過ごしているとふと「ヤツ」が目に入りました。
「ヤツ」は2021年、そうです、今年のGW頃に定植した野菜ですが、なかなか言うことを聞いてくれない手のかかる野菜でした。
もっとも「ヤツ」が悪いと言うよりも「ヤツ」を示唆し導くことができなかった菜園主に問題があるのですが・・・。
今までの「ヤツ」はそれはそれは手のかからないいい子でした。
それなのに今年はときたら、反抗期になったのかもしれません、全くもって手に負えない状況になってしまいました。
そうです。これです。
ここんところ(昨年もそうだったのですが)食害痕が目につくなぁと思っていて、ちょうど秋冬野菜のイモムシを駆除しているところだったので余計に目につくようになったということもあります。
「なら、いっそのこと試し掘りしてみっかな」
と思いました。
通常、サツマイモを収穫したら半日程度天日干ししますが、今日は日差しはないし、むしろ雨降りそうだし。でもまぁ思い立ったのでやってみようと。
ターゲットはこれだな。
でもいくつかの株が絡まっているだけかもしれないので、ここは丁寧に紐解いていきました。すると、ここには3株あることがわかりました。
こんな感じですね。
こうしてみると葉料が一目瞭然ですね。右から期待値ゼロ、真ん中は期待薄、左はそこそこ、みたいな評価をしました。
まず右。
イモが付いている要素が見受けられない(笑) 多分何もついていないだろうな。
真ん中。
なんか付いていれば良いけれど、サツマイモってそういうもんじゃないからな。付いていて2個とか。あ、食べられそうなサイズのものが、という意味です。
左。
これはいくつか収穫できないと困るな。サイズ感はともかく何かしら収穫したい。けれど・・・。過剰な期待は禁物か。
まずは蔓を切除。
これで少しは収穫しやすくなりました。
あ、ここで雨が落ちてきました。少し急がないとダメかな。
それぞれの株の株元を掘っていきます。一気に引っこ抜くのは興ざめだし、ブログのネタにもならないし、土をかき分けていきます。
でもこのエリアの土もずいぶんと良くなったなぁ。
・・・そんなことを考えながら掘っていくと、
上から「期待値ゼロ」「期待薄」「そこそこ」の順です。「そこそこ」とはいえ、小ぶりなコロコロしたイモがいくつか付いている感じか。こりゃダメだな。
少し良く観察してみようか。
全体的にイモが丸っこいですね。小さいのが複数直列に付いています。今回の安納芋の苗の植え方は寝かせ植えです。苗の蔓を地面に平行に近い感じで埋め込んだ感じです。
ひょっとしたら寝かせ植え(正しくは斜め植えよりももっと並行に近い感じ)が不振の原因だったのではないか??
そんなことが頭をよぎりました。
この3株の試し掘りでゲットしたイモは
これだけでした。
これだけ?
こ れ だ け ?
どうしようもなくいたたまれなくなったので残りの安納芋も掘り上げてしまうことを急遽決めました。どうせまともに収穫できまい、嫌なことは一気に引き受けてしまおうと覚悟を決めました(笑)
こうして見てみると生きていたのは全部で7株でしたね。
残るは4株。蔓を切って、株元を少しだけ掘りました。
手前から、
やはり葉量がもっとも多かった一番奥の株が期待できそうです。
そりゃそうですよね、葉で光合成したデンプンがイモにいくんですからね。
確か一番奥、つまもっとも市道側に植えた安納芋って苗が余ったので適当に斜めに挿した苗だったような気がする。ということは水平植えではなく斜め上しなければならなかったということ?
豊作だった昨年は、確か斜めに植えている。
今年は欲を出して水平に植えている。この違いか。
残り4株の収量は、
4株でこれじゃ、大したことねぇな。
まぁ何回か焼き芋ができる、というレベルだな。
こうして半ば勢いで収穫を済ませてしまいました。本来であればこのまま畑に数時間置いて表面の土を乾燥させることがマストですが、
このように細かい雨が降っているのでやむなく撤収。
結果的にこの土日の活動はこれで終了、となってしまった。