自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

例年とは異なるタイミングで内製しているボカシ肥が例年にない様子となっている

本エントリは2020年7月12日日曜日のことを記録している。

 

この日はずっと雨つづきでいたのだが久しぶりに日差しが出てきてしかも気温が高くなった。菜園は圃場が荒れるので様子を見ただけにとどめ、自宅のお庭で管理作業を中心に行うことに。

 

いきなり全力で活動を始めると熱中症になってしまう可能性がある。四捨五入すると余裕で50代になるのだから無理は禁物。休み休み管理作業を行うことにした。

 

色々やったなぁ。

 

 

キュウリ、ピーマン、ナスの整枝、誘引。そして芝刈り。ボカシ肥の確認。午後中目一杯使って作業を続けた。

 

 

途中、ヘビという珍客も現れた。

 

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確認できるだろうか?

そんなもの見たくない?

おやおや・・・。

 

 

 

***

 

我が家では堆肥同様にボカシ肥も内製している。米ぬかを活用し、そこに土着菌やカブトムシの糞、EM菌、光合成細菌、等々いろんな資材を投入して作製する。

例年だと稲刈り後11月には仕込み始めてこの時期には完成している。もっとも使用するのは秋冬シーズンというのが通例で夏場は切り返しなどの管理作業を行うことが多い。

しかし、夏場はボカシ肥作りには不向きな季節。雑菌が多いのだ。ボカシは嫌気性で内製することが多いが暑い時期は不向きだという。

 

 

本来は11月に仕込む予定だった我が家のボカシも、諸々の事情で11月に仕込めなかった。例年とは異なり、仕込みが随分と遅め。

 

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例年と同じなのは仕込んだ量がバケツ2個分だということだけだ。

さっそく中身を確認したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※ここから先、不愉快な画像があります※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不愉快な画像」というのは、

 

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仕込んでいたバケツ内の内袋が破けており、そこからなんらかの虫が入り込んだらしく、その幼虫と思しき「●●ムシ」みたいなものがいるのだ。それこそモザイクを入れるべきだろうが、リアルにこういうことになるんだぞ、と自戒の念を込めてそのまま掲載することにした。

ムシの侵入を許したのは2個仕込んだうちの1つで、もう一方のバケツ内は無事だった。

 

 

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表面にはびっちり菌が拡がっている。うまく発酵した証左であろう。

 

 

ダメダメなバケツを詳細に確認したい。

 

 

うは、腐敗臭がするな。

 

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表面には小さい「●●ムシ」のようなものがうごめいていた。1匹1匹取り出すのは至難の技だったのでそのままにしておこうと思った。臭い。

 

腐敗が進んでいるのは表面だけだろうと思い、ほぐしてみることに。

 

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表面までは腐敗していない。

表面に虫が取り付いたのはなんらかの理由でバケツ内に雨が侵入し、余計な水分を得てしまったことと、同じくバケツ内になんらかの理由でムシが侵入したからではないかと仮説立てた。

 

その後、腐敗した部分もそうでない部分も揉みほぐして新しいポリ袋に入れ替え、太陽光の熱で殺菌することにした。効果があるかどうかは分からない。だけど、何もしないよりマシだったしそのまま廃棄するよりマシだと思えた。

 

日が沈む前に再度バケツに格納した。

 

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一方で健全なボカシは

 

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このような感じで、特に腐敗臭もなく、フルーティーないつも通りの香りがしていた。揉み解すと、そのフルーティーな香りは顕著で

 

 

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とってもいい匂いがした。

こちらもバケツに再投入し、いつか日の目を見られるときのために保管された。

 

 

 

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ボカシ肥を内製する過程で、腐敗させてしまったことは初めての経験だった。やれやれ、時には「ほっとき系」も仇となるんだなぁと思った。

 

念のため、ではあるけれど、腐敗してしまったボカシは菜園には使用せずにもみ殻堆肥を作製するための発酵促進剤として使用する予定。