これは秋冬野菜専用エリアの様子だ。エン麦とソルゴーが育っている。水分を得て緑が濃くなったように見える。6月下旬に刈り込んで耕耘機で鋤き込んだ後でセスバニアを播種する計画でいる。
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ここの菜園主はインゲンの栽培が苦手だという。それで今年も性懲りもなく播種してみたのだが、今まではうまく育たない理由がイマイチ分からなかった。今年も分からないまま不調に終わってしまうのだろうと思っていた。
そしたらなんと、葉が展開し、花が咲き、実まで付いたではないか(笑)
今回は蔓なしインゲンを栽培しているのだが、今回、このように実まで付いた理由を考察するに、初期成育時の水分管理がポイントだということに気づいたのだ。「そんなの当たり前じゃん」と言われそうだが、何事も自分で経験してみないことには信用出来ない。事実に基づく検証をしたいからだ。
ほどほどよい大きさの実がついたのでいくつかを試しに収穫してみた。
あまり大きくしすぎると固くなってしまうからね。
インゲンは発芽後、本葉が展開する頃と開花期には水分が必要だってことが分かった。栽培するたびに新しい発見がある。
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開花期に水分が必要なのはインゲンだけでなく、エダマメもそう。
エダマメは一回目に播種したものがほぼ壊滅。画像は二回目に播種した畝だが、株ごとに成育にバラツキがある。多くのマメ科野菜は播種時に散水をしないことが知られているが、発芽後は散水が必要なのだろう。今年のエダマメの不調はこれが原因だろうと推測している。
このように順調に成長している株もあれば、
このようにかわいらしいサイズの株もある。
株元に土を寄せ、株がぐらつかないようにした。土寄せすることで茎から根が出てくるからね。収量アップのコツは土寄せだ。
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当菜園は人為的な散水をしないことを旨としているが、今年のようにこれだけ雨が降らないと成長するものも成長しない。散水するか、しないかの見極めも出来ないようではまだまだ甘ちゃんだと言わざるを得ないな。