自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

早いもので2020年も残り1ヶ月だなと思いつつも、緑肥を眺める

11月最後の日曜日。

当エントリはかなり散文的にはなりますが、どうかお許しを。

 

 

後1ヶ月もすれば年の暮れ。

クリスマスから一気に正月へという、ジェットコースターのような時間が流れる。

 

 

当菜園にはクリムソンクローバーという緑肥が生えている。

 

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知らない人は「シロツメグサ」勘違いされるかもしれないが、これはクリムソンクローバー。GW頃に真紅色の花を咲かせる緑肥だ。マメ科緑肥なので根粒による窒素の供給があり、土壌を豊かにしてくれる。

 

 

 

メインどころの圃場では、センチュウ密度を低減させる目的でエンバクを播種、育てている。播種して2ヶ月は経つだろうか。

 

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今年は播種量が少ないことに加えて、上手に発芽させることができなかったので雑草さんが目立つ。

ここんところ雨が少ないのでエンバクに赤錆病が見られる。

 

 

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実は上の画像もエンバクを撮影したものなのだが、このエンバクは他のエンバクよりも育ちがいい。

これはここは前作エダマメを栽培しており、やはりマメ科のエダマメは根粒による窒素供給とい効果があるため、極端にこのエリアのエンバクの育ちがいいのだ。

マメ科の根粒が土にとっては有益である証左だ。

 

 

 

 

また、マメ科の緑肥にはヘアリーベッチという種もあり、

 

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姿形がカラスノエンドウスズメノエンドウに似ている。本格的な冬を迎える前にはそこそこの大きさが必要なので、これらのベッチは冬越しできないかもしれない。むろん、溢れた種子で発芽したものである。

 

 

 

さらに、同じマメ科の緑肥でセスバニアという緑肥が存在する。

セスバニアは夏に育つ緑肥なので当然に冬になると枯れてしまう。

 

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このように莢に種子を詰め込んで冬を迎える。後ほど、セスバニアの採種を試みようと思う。

 

 

緑肥は意外と萌芽力に長けているので適切に管理しないと緑肥が雑草化する可能性があるので注意が必要だ。

 

 

最後に、

 

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萌芽力が強いことを利用すると、このように土留めに活用することもできる。

これはなかなかナイスな活用方法だと思った。

自分で言うのも何ですが・・・。