実は近隣の百戦錬磨の農家さんに、秋冬野菜を防虫ネットを被覆して栽培している方は少ない。多くの方がネットをかけないで栽培している。ちゃんと時期が来れば収穫しているし、適期に播種定植している。むろん農薬さんのお世話になっているからこそだが、今年、当菜園でも農薬を大々的に使用している。
例年、播種定植時のみ農薬を使用することはあっても成育過程で農薬を使うことはなかったので今年が初の試みだということになる。
農薬使用ってクセになるんだよなぁ。
なぜ農薬を使用したのか?
理由はちゃんとある。
①忙しい
②ネット、支柱が古くなり、調達する余裕も資金もなかった
③ネットをしてても虫害はある
①の「忙しい」は理由にならないのだが、今年も10月に国家試験を受験する予定があってなかなか時間が取れないのが事実。なるべく省力化したいと思ったから。平日の早朝、帰宅後、土日祝日のほぼ終日を受験勉強に費やしているものだから野菜と向き合う時間がとれない。今年はやむなく農薬さんお世話になっている。
②は①にも関連するが、時間的・金銭的余裕がなかった。
③はネットをしていてもネキリムシやヨトウムシ、コナガの幼虫はやってくる。例年だと丁寧にピンセットでつまみ出し、丁寧に道路に放り投げる。ネットをしていると意外と害虫の発見が遅れることがしばしば。そうすると被害が拡大することがあったのだ。
とはいえ、マルチ+ネットをしなければならない野菜もある。
もっともそう思っているのは菜園主だけだと思うが近年のゲリラ的豪雨から播種後のタネを守るにはネットが有効だと信じる所以。床が破壊されるとタネが流される。だからこそマルチとネットが必要なわけ。
ぼけぼけなニンジン。ニンジンのためにマルチとネットをしているようなものかな。
播種すれば確実に発芽するのがアブラナ科野菜。これはカブ。菜園主のウデが悪いため、ところどころで発芽していない(ていうか播種を忘れた?)。
これはシュンギク。植え穴1つに1株にすると茎が太くなりすぎて収穫しにくいから一穴2株でやってみようと思っている。
ダイコン。間引き待ち。
播種したハクサイ。間引きしたい。
このように作業の進捗が悪い。どうしたものだろうなぁ。