家庭菜園を始めて10数年。
秋作で欠かせない野菜はあまたありますが、中でも播種後1ヶ月超で収穫できる葉物野菜や根菜類は重宝しますね。
サニーレタスなんかそうですし、コカブなんかも該当しますね。ハツカダイコンとかも。
当菜園では例年サニーレタスもコカブも栽培するようにしているのですが、何を間違えたのか昨年コカブを栽培するのを失念していたという失態がありました。
種子を購入するのを忘れてたんですよ。
で、そのままズルズル月日が流れてしまい播種することなく終了〜。残念なことをしました。
そんなことがありましたので今年は絶対に作ってやろうと決めていましたし時期ずれで収穫できるように栽培することも決めていたのでございます。
8月下旬、マルチングした畝にコカブを播種しました。
「二刀」という品種なんですかね。例年ですと「金町コカブ」を栽培するのですが、今年はなぜか売り切れていましたのでやむなく異なる品種を購入したのであります。
例年同様に市道沿いの根菜類専用の畝に播種。播種してネットをしていますが裾は埋めていません。翌日以降雨の予報になっていますので雨さえ降れば一斉発芽は確実だと踏んでいました。
案の定降雨がありまして発芽に成功。でも穴っぽこによって発芽にはばらつきがあったことを後日知ることになります。
モコモコしてきましたので間引きの頃合い。1穴=3株程度になるように間引きしました。ニンジン以外でも間引きという作業は苦手だなぁ・・・。足腰、目も痛くなるし・・・。
間引きは慎重に行うことにしていました。一気にやりたくなるのですがこの季節は寒くなる一方ですから再播種は難しいのです。
何回かの間引きを行いながら
ここまで成長。10月に入って気温が低くなってくると成長が加速してきました。
一雨ごとに冷涼になってきて
根部も徐々に肥大化を始めました。
そして10月9日。
収穫してもいいかなぁというタイミングとなりました。ただ収穫はあと数日待ちます。今週様子を見ながら大きくなったものから順次収穫していこうかなと思います。
畝にはひときわ大きいコカブがありました。
なんで間引かなかったんだろう? 周囲の株に比して極端に大きかったり小さかったりする株は間引き対象です。見逃したのか突然大きくなり始めたのかはわかりません。
だいたいこういうひときわ大きい株は収穫しても良品でない確率が高いです。
根部でも確認してみましょうか。
全然肥大化していないですね。こういうのはダメなんです。経験則ですが、コカブなら根部が肥大化しない、ダイコンなら「す」が入っている、とか欠陥品であることが多いですよね。
それに対して、このひときわ大きい株の隣の株を見てみましょう。
葉っぱの部分はそれなりのサイズ感ですが根部はしっかり肥大化していますよね。こういうことがありますので間引きの際の観察は必須ですし、大きいから残すとかというのは少し慎重に検討しないといけないという好例ですね。
あ、ひときわでかい株の葉っぱに
ヨトウムシ? らしきイモムシがいました。
また、ここにも。
潜んでいるということはヨトウムシだな。収穫間際だから構わないけれどなぁと思いつつ、ピンセットで捉えられた彼らは例によって市道に投げ捨てられました。合掌。