2021年の秋は比較的残暑の少ない状態でいる。とても喜ばしいことだ。昨年は残暑と呼べぬほどの暑さで、おかげで秋冬野菜栽培には苦労した。
たった1年後に180度も違うような気象条件になるのには閉口するが、自然相手である。抗うことはできまい。
また、全国的に野菜が高値だという。
確かにスーパーなどの青果売り場を見ていると品数は少ないし品質も?なものがありしかも平生よりも高値な気がしていた。
ただ自然というのはバランスが取れていて、しばらくすると収量も安定化し価格もそれに伴って安定化するのが常である。
家庭菜園のレベルで収穫時期を迎えた野菜は、青果市場でも市場に出回る頃と一致するものなので家庭菜園での収穫時期を迎える頃には高値傾向も落ち着くものとなろう。
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当菜園では秋冬野菜の播種定植はスケジュール通りに消化し終えた。
基本的にはネットをかけての栽培にしているが、それでも害虫被害を警戒する必要があるので可能なかぎり早朝に菜園に向かう。今朝もイモムシを2匹捕獲し始末した(笑) キャベツとブロッコリーにくっついていたのでひっとらえたわけだ。
観察がてら除草を行うのがルーティーン。
そんな中でふとあることに気がついた。
まずはこちらをご覧いただこう。
早生種のダイコンの種子が余ったので空いたスペースに播いたわけだが、なんと一斉発芽に成功している。要因はいろいろあると思うが、ここでふと思いついたのが、
ニンジンやシュンギクみたいな発芽時の土を押し上げる力が弱い野菜は種まき用培土で覆土するのが望ましいけれど、種子の大きさがそこそこある野菜は、むしろ培土を使用するのは逆効果なのではないか、
ということだ。
先日播種した晩生種のダイコンもそうだった。一斉発芽に成功している。
逆に、種まき用培土で覆土した早生種のダイコン、ハクサイは発芽率が良くない(悪くもないですが)。なんだか相関がありそうな気がしてきた。
今年のニンジンは培土を使っている。それはそれで発芽に成功している。自宅でやっているシュンギクもそこそこ発芽率が高い。
検証が必要だろうなぁ。
菜園では観察しながらいろんなことを考える。今朝も除草しながらそんなことを考えていた。重要なことを思いつくときに限って、もう播種の予定がない。来年まで覚えていたれるだろうか(笑)