当菜園は市道沿いに面した場所にある。
おおよその面積は450平米。1反の半分ほどの広さ。
さすがに家庭菜園の規模ではないので半分ほどの面積に区切って季節に応じた野菜を栽培することにしている。
それでも面積的には大きいので耕作できないエリアも出てくる。何もしないでそのまま放置すると雑草さんが跋扈する耕作放棄地みたいになる。
雑草を刈ればいいじゃないか、と言われるかもしれないがそれも工数がかかる。
少し考えた結果、景観用の緑肥を栽培しようじゃないか、ということで緑肥を始めた。
撮影日は4/9である。
現在は青々としており、この冬の強い霜でやられてしまった箇所は歯抜けになっているけれども多くの株が冬の寒さに耐えて我が世の春を謳歌しているように見える。
別アングルから。
このエリアで栽培している緑肥はクリムソンクローバー。別名ストロベリーキャンドルと呼ばれる緑肥。マメ科の一年草で夏が来る前に枯れてしまう。いわゆるクローバーと呼ばれるシロツメグサもマメ科であるがこれは匍匐性だし多年草。
このクリムソンクローバーはGW前後に真紅色のキレイな花を咲かせるのだが、例年少しずつ開花時期が早くなっているように感じる。
先日まではGW頃だったのが
一昨年はGWの連休前に咲いたし、
昨年はGWの2週間前に咲いたし、
今年は何と、GWの3週間前に咲き始めている。
市道はアスファルトで舗装されているが、太陽光の照り返しやアスファルトからの熱もあり市道沿いの株が大きく、かつ開花が早い傾向にある。
まぁ少しずつ時期がずれながら咲いてくれれば長く楽しめるからいいんだけれどね・・・。なかなかそうはうまくいかないもの。
実は、このクリムソンクローバーはアブラムシが多く付くのも特徴でその影響かてんとう虫がやたらと棲みつく。無論てんとう虫がアブラムシを捕食するからなのだが、てんとう虫の幼虫なんかはバクバクアブラムシを食べる。そんな光景を確認することができるのだ。
気候も良くなったし、てんとう虫も現れるように。
(冬の間もこの茂みに潜んでいるようだ)
また、クリムソンクローバーの花の蜜を目当てにミツバチも飛んで来る。ブンブンブンブン羽音がすごい。当ブログの過去記事にそういった内容のエントリがあったような気がするので興味のある方はぜひとも探して欲しい。
さて、このクリムソンクローバーは、正確にいうと、梅雨に入る頃には刈れてしまって耕耘機で鋤き込まれる。かれこれ10年以上は同じ場所でクリムソンを栽培しているのだがたまには何か異なる植物でも育てようかな、とか思うのだが何が良いだろう?
そうやって考えていると夏が来て、秋が来て、結局クリムソンを播種することに。あ、溢れた種子で勝手に出て来るんだったな。
これはヘアリーベッチ。
ベッチは雑草抑制効果を持つ緑肥であり、主に果樹園でグランドカバーがわりに用いられることが多いときく。
また、ベッチは砂質地の改良にも向いている。